内山理名、湊かなえ作品に初参加 テレ東SPドラマ『望郷』

公開: 更新:

女優の内山理名が、テレビ東京系列にて2016年に放送される「六本木3丁目移転プロジェクト ドラマスペシャル 湊かなえサスペンス『望郷』」に出演することがわかった。

原作となった同名小説は、瀬戸内海に浮かぶとある島で生まれ育った人々の、切なくも愛おしい人間模様が描かれた連作ミステリー短編集。今回、その中から「みかんの花」「海の星」「雲の糸」の三編をドラマ化。「みかんの花」は広末涼子、「海の星」は伊藤淳史、「雲の糸」は濱田岳がそれぞれ主演を務める。

内山はその中で「雲の糸」に出演。母・律子の犯した“罪”の真相を知っているが故に、ヒロタカ(濱田)を支える姉・亜矢役を演じる。

湊かなえ作品に初参加となる内山は、「舞台が湊さんが生まれ育った因島ということで、肌で島の空気を感じながら演じる事が出来たことは、とても贅沢な時間でした」と感想を述べ、「私は濱田さん演じるヒロタカの姉を演じさせていただきましたが、深く閉ざしているヒロタカの心を姉でしか出来ないやり方でぶつかっていくラストシーンは、言葉ひとつひとつ大事に演じさせていただきました。そしてこの因島を感じさせるラストシーンを撮りながら海に夕陽が落ちていく瞬間は、主人公ヒロタカの生きようとしている力強さと一体になり、是非皆さんに見て欲しいシーンです」と見どころを語った。

今回、「雲の糸」には内山のほか、井頭愛海、西岡徳馬(※)、麻生祐未の出演が決定。ヒロタカの母で、過去の“罪”を島で償い続けている律子役を麻生。回想シーンで亜矢の幼少期を井頭。的場鉄工所の社長役を西岡が演じる。
(※ 西岡徳馬の「徳」は、正しくは旧字体)

【「雲の糸」あらすじ】白綱島出身の人気歌手・黒崎ヒロタカは、7年ぶりに帰ってきた故郷で海に落ち、意識不明に陥った。有名になったヒロタカにとって、故郷は知られたくない過去だった。赤ん坊の頃に母の律子が事件を起こし、辛い少年時代を送った場所だったからだ。同級生の強引な誘いで島に戻ったヒロタカは、盛大な拍手や歓声に迎えられながらも居心地の悪さを覚えていた。彼はなぜ海に落ちたのか……?

PICK UP