“宿無し”が主役のドラマ主題歌に世良公則の「宿無し」を起用

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伊原剛志が主演を務めるドラマ「金曜8時のドラマ『ヤッさん~築地発!おいしい事件簿~』」(テレビ東京系列にて7月22日スタート)の主題歌が、世良公則の「宿無し」(1978年発売)に決定した。

1987年10月21日に発売された「Heart Is Gold 」が『ベイシティ刑事』(テレビ朝日系1987年10月~1988年3月放送)の主題歌になって以来、29年ぶりの連続ドラマの主題歌を担当する世良。主人公のヤッさん(伊原)が“宿無し”という設定であるため、本作の稲田秀樹プロデューサーが熱烈なラブコールを送り、主題歌に決定したという。

オファーを受け、世良は「疲れた週末の夜に欠かせない、一服の清涼剤のようなサプリのようなドラマとのことで“宿無し”がさらにドラマを盛り上げる一役になってくれるのであれば光栄ですし、僕も楽しみにしています」と語った。

稲田プロデューサーは「世良公則さんは、私にとってまさに超がつくほどのスーパースターでした。同級生の女子たちはほぼ100%といって良いほどツイスト(世良が当時組んでいたロックバンド)のファンで、正直、男子はみんな嫉妬していたと思います(笑)。今回、食の天才ホームレスの物語を作るにあたり、真っ先に思い浮かんだ曲が“宿無し”でした。決してシャレで考えた訳ではありません。歌詞に描かれた、どうしようもなく情けないけど優しい男像やその強い生き様が、ヤッさんに重なったのです。そんな作り手の純粋な想いを快く受け止めて下さった世良さんの心の広さ、格好よさには深く感謝しています。と同時に、再び嫉妬しています!」とコメントを寄せている。

ドラマの舞台は、2016年11月に中央卸市場(通称:場内)の移転が決まっている築地。伊原演じる、宿ナシ無一文でありながら食の天才で素性は謎に包まれている男・ヤッさんが、東京に憧れIT企業に就職したものの、流れ流れて宿ナシになってしまった青年・タカオ(柄本佑)と共に“食”を冒涜するハイエナたちを成敗していく“痛快人情ドラマ”だ。築地市場や数々の名店を舞台に少しずつ明らかになるヤッさんの過去……そして、マドンナとの淡い恋(!?)や食に関するうんちくも見どころとなっている。

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