「野ブタ。をプロデュース」ヒット後、軽い鬱状態に陥った人物

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小説家の白岩玄と海猫沢めろんが、5月27日放送の『ご本、出しときますね?』(BSジャパン、毎週金曜23:30~)にゲスト出演。人生で一番“落ちていた”時期と、それを乗り越えた方法を明かす。

同番組は、無類の本好き芸人であるオードリーの若林正恭が毎週2人のゲスト作家を迎えて爆笑トークを繰り広げる“文筆系バラエティ”。今回のゲストは、以前番組に出演した作家から、「この作家は面白い!」とオススメされた方々。海猫沢は、第1回ゲストの西加奈子と朝井リョウの推薦。白岩は、第4回ゲストの加藤千恵の推薦となる。

海猫沢からの「人生で一番落ちてた時期はいつですか? それをどうやって乗り越えましたか?」という質問に対し、白岩は「一番落ちていた時期は小説『野ブタ。をプロデュース』が爆発的に売れた後」と告白。多額のお金が一挙に入ってきたことによってさまざまな感覚が麻痺し、お金が原因で友人たちも離れていってしまい、その後数年は軽い鬱のような状態が続いたという。

若林も売れない時代のエピソードを披露。「当時は売れないながらもアナーキーな笑いに走り、それがかっこいいと思っていた」と明かし、そんな時代を脱したきっかけになったのが、唯一自分たちを褒めてくれた先輩芸人の言葉だという。その先輩の言葉というのが「芸人の芸は“雨”で、時代は“車”だ。振り続ける雨の下に走ってきた車は雨が降ってきた(新しい芸人が出てきた)と思うだろう。ずっと降っていればいつか時代という車が走ってくる。だから時代を追いかけるのではなく、そのまま走り続ければ良い」というもの。その時代という車が来たのがM-1グランプリの時だったという。

さらに、番組の最後には、海猫沢が20代の人に響くオススメの一冊を紹介する。

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