白石涼子、池田秀一、玄田哲章らが『007/慰めの報酬』を新たに吹き替え!

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BSジャパンが、007シリーズの第22作目となる映画作品『慰めの報酬』の初となるテレビ用オリジナル吹き替え版を制作。3月18日(金)の「シネマクラッシュ 金曜名画座」枠(20:00~21:54)にて放送することがわかった。

BSジャパンでは、これまで「007連続放送」と題して、第1作から第20作までを順次放送してきた。そして今回、ダニエル・クレイグ演じる6代目ジェームズ・ボンドが活躍する第21作『カジノ・ロワイヤル』(11日)、第22作目『慰めの報酬』(18日)を2週連続で放送することが決定。この度、ボンドの声を務めた藤真秀と、カミーユの声を務めた白石涼子からコメントが寄せられた。

<収録の感想>
藤:まずはホッとしました。『慰めの報酬』のアフレコ収録は(DVD版に続いて)2度目ですが、前回よりも前に出したような感じでやらせていただきました。

白石:ボンドが本当にカッコイイなと思いました。表情があまり動かなくても瞳の色が印象的なのでそこにいるだけで迫力があって、すごい存在感だと思いました。アクションもカッコイイし女の子を守るところなんかは見ていてキュンとしました。

<意識した点>
藤:今までやらせていただいたシリーズものとは違う、切り離した作品として捉えて演じました。『カジノ・ロワイヤル』からの流れがあるので、復讐というテーマを高めるつもりでそこを今回は意識しました。音響監督からの話もあって、「もっとやろう」ということで、前回収録した時よりも前に出た感じでやってみました。

白石:音響監督からは、「“すごく一生懸命大人ぶって、背伸びしている”というのを意識してほしい」と言われたので、そこは気をつけていました。気持ちを強く持って憎しみと、力を込めつつ迫力のあるボンドに負けないように演じました。

<007シリーズの魅力>
藤:男からすれば、ボンドはひとつの憧れだと思いますね。例えば、車やスーツ、持ち物ひとつひとつがフィーチャーされるので、紳士であるとかアクションだとかも含めて、あのような男性に憧れがあるのだと思います。今までのシリーズは男性ファンが引っ張ってきたと思いますね。

白石:この作品もカーチェイスから始まるし、アクションがすごいんですよ。さまざまなアクションが続くので見飽きないと思います。男性が憧れる理由もわかります。女性目線から見てもボンドはカッコイイし、でもカッコイイだけじゃなくて女性には違う一面を見せる部分なんかは可愛いなと思いました。

<視聴者の方にメッセージ>
藤:『カジノ・ロワイヤル』からの復讐劇なので、『カジノ』のすぐ後から『慰めの報酬』がスタートしています。そこの繋がりも見ていただいて、個人的には吹き替えの仕事を始めて間もなく『カジノ』をやらせていただいているので、今回、改めて収録した『慰め』とのボンドの差もあるかもしれませんので、ぜひ、見てください。

白石:カミーユは、復讐するという目的を持っていて、そしてたまたま出会うはずのなかったボンドと出会って、ストーリーが進んでいきます。ボンドと出会わなかったら彼女の運命は違ったと思うので、カミーユにとっては出会えて良かった存在だと思います。ボンドの復讐とは別にカミーユの心の動きもきちんと描いていますので、そこも注目して見てもらえればと思います。カミーユはセクシーというより強い女性、戦士という感じのボンドガールなので演じることができて嬉しいです。ぜひ、2週続けて見てください!

藤:あと、すべての作品でボンドは名前を名乗るんですが、『慰めの報酬』だけボンドが名乗らないので、そこも見どころです。

そのほか、Mの声を谷育子、ドミニク・グリーンの声を池田秀一、メドラーノの声を玄田哲章が吹き替えることもあわせて発表された。

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