神谷浩史「『夏目友人帳』の世界に帰ってきた」音楽朗読劇で圧巻のパフォーマンスを披露

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12月5日に舞浜アンフィシアターにて開催された、新感覚音楽朗読劇『SOUND THEATRE×夏目友人帳~集い 音劇の章・再び~』に、声優の神谷浩史、井上和彦、堀江一眞木村良平菅沼久義松山鷹志下崎紘史桑島法子浜田賢二寺崎裕香が出演。アニメシリーズの音楽を担う吉森信によるピアノとオーケストラによる生演奏の中、前回の公演にはなかった特殊効果・演出が加えられ、新たな『夏目友人帳』の世界が繰り広げられた。

舞台には本物の竹が茂り、会場には雨音と鈴虫の鳴き声が響き渡る中、生オーケストラによる音楽が静かに流れ始め、第一幕「儚い光~きずな~」がスタート。照明を駆使して“蛍”を表現した。また、第二幕「偽り神」の火事のシーンでは、本物の炎を使った演出と、迫力ある演奏で観客の緊張感を煽ったほか、最後のシーンで本物の雪を客席に舞い降らせるなど、驚きの演出の数々を披露した。

イベント終了後、神谷は「久しぶりに『夏目友人帳』の世界に帰ってきました。共演者のみなさんが集まると、自然と夏目の世界ができあがるので、不思議だなぁと思いながらステージを終えることができました。なんといっても前回同様、まず、吉森さんの音楽に世界を作ってもらい、僕らはしゃべるだけで『夏目友人帳』ができあがる。音楽のすばらしさ、音楽の力を改めて痛感しました。舞台が進行していくにつれ、リハーサルでは全くなかったお客様のリアクション、中にはすすり泣く声も聞こえてきて……。それもステージを作るひとつの素晴らしい要素になったのではないかと思います」と感想を語った。

井上は、「再演なので、より落ち着いて夏目の世界が味わえたかなと思います。見ている皆さんも味わっていただけたのではないでしょうか。前回ではなかった演出の中で、後ろに炎が上がった時、“うわぁ!”と驚いているお客様の驚いている顔を目にしました。それまで落ち着いて見ていたのに(笑)。仲の良い夏目のメンバーですが、より心が通い合っている感じがしました」とコメントを寄せた。

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