山下大輝の演技に太鼓判!森久保祥太郎、柿原徹也ら“クライマー”キャストが集結

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自転車<サイクル>ロードレースにすべてを懸ける高校生たちの熱い戦いを描くアニメーション映画『劇場版 弱虫ペダル』(8月28日公開)の完成披露試写会が22日、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、“クライマー(坂を上ることを得意とするタイプの選手)”役の声優である山下大輝、森久保祥太郎、代永翼、柿原徹也、宮野真守が出席した。

「週刊少年チャンピオン」(秋田書店発行)で連載中の、渡辺航による漫画『弱虫ペダル』。2013年10月よりTVアニメ第1期シリーズ、2014年10月より第2期シリーズが放送された。テレビシリーズのその後が描かれる劇場版では、夏のインターハイで激突した選手たちが、火の国と称される熊本を舞台に、夏をさらに熱くする新たなレース、そしてドラマを繰り広げる。

主人公・小野田坂道役の山下は、本作が映画初主演。「テレビアニメで約2年半演じさせていただきましたが、その頃は劇場版になるなんて思っていませんでした。『弱虫ペダル』の一ファンとして、すっごく嬉しいです! 感無量です」と喜びを明かし、テレビシリーズから山下の成長を見てきた巻島裕介役の森久保は「テレビシリーズのアフレコが終わって、この劇場版で久しぶりにオールキャストが集まったのですが、(山下の)芝居が成長していました」と褒めると、坂道のライバル・真波山岳役の代永は「たくましくなってましたよね。坂道かっこいいじゃん! って思いました」と絶賛した。

また、テレビシリーズはインターハイで総北高校が総合優勝を勝ち取った所で終わっており、代永は「ああいう終わり方だったので、劇場版では坂道と山岳はどういう関係になってしまうのかな? と思っていたのですが、実際に演じてみたら、いつも通りの2人の関係になっていたので、すごく安心しました。また2人で勝負ができるということがすごく嬉しかったです」と感慨深い様子。

劇場版のオリジナルキャラクター・吉本進役を演じた宮野は、「今回の劇場版から初めて参加したので、正直緊張していました。このお話をいただいてから原作を読んだのですが、面白すぎて一気に読んじゃいました! いつの間にか大ファンになっちゃってて、アフレコに参加できたことがとても幸せだったので、完成したものを実際に見せていただいたときは感動しました」と喜びを語った。

本作のテーマが“魂の継承”ということで、「キャスト陣が継承したものは?」という質問が飛び、宮野は「僕はお父さんの豆腐屋を継承しないで役者をやっているので(笑)。でも、最近僕も先輩と呼ばれるお年頃になってきたので、若い子たちに色々聞かれることが多くなってきて、大人になったと思います」。柿原は、「『弱虫ペダル』が始まった時に、祥太郎さんと“僕たちの全力のお芝居を、どう大輝が継承するかな”と話していたのですが、結果すっげぇ良い役者になったなと感じ、嬉しかったです」としみじみ。そんな中、森久保は「芝居でもそうなんですけど、僕らが若い頃は先輩に“これ以上無理です”ってくらい食べさせられたんです。それがどうやら伝統に残っていて、今泉俊輔役の鳥海浩輔くんに大輝が毎週毎週“もう無理です”ってくらい食わされていました(笑)」と、厳しい声優界の伝統を暴露した。

さらにこの日、映画の舞台が熊本ということで、熊本のご当地キャラ・くまモンが総北高校の制服を着て、ロードバイクに乗って登場。映画を見た感想を聞かれると、「大ヒットまちがいなかモン☆」と書かれたフリップをかかげ、太鼓判を押していた。

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