岡田将生は“ツッコミ”の天才!? 遠藤憲一も「新しい岡田くんを堪能」

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俳優の岡田将生、鈴木浩介、遠藤憲一、鈴井貴之監督が9日、ドラマ24『不便な便利屋』(テレビ東京系列、毎週金曜24:12~24:52)の記者会見に出席。ドラマの撮影を通じて、岡田が“ツッコミの天才”へと成長したということで、遠藤は「新しい岡田くんを堪能できる作品になっております」と作品をPRした。

それを受けて岡田は、「遠藤さんが天然で、何を言い出すかわからないので、その度に突っ込んでいると、どんどん洗練されていって、自分の中でも“これが良いツッコミ”、これが“悪いツッコミ”って判断できるようになりました。最終的には、“今僕が北海道ですべきことは良いツッコミをすることだ!”って気付きました(笑)」と、会場の笑いを誘った。

また、撮影現場の雰囲気を聞かれた岡田は、「この3人の中だと一番僕が年下なのですが、世代を超えて仲良くさせていただいています。現場に入る前にセリフ合わせをして、そこで生まれたものや感じたものをすべて取り入れてお芝居をするということが、あまり他の現場ではなかったので、先輩方にお芝居を教えてもらい、勉強になった2ヶ月間でした」と、感想を語り、鈴木は、「ゲラゲラ笑っていたことしか思い出にないくらい、楽しい2ヶ月間でした。笑わせるのは、だいたい遠藤さんですね。“昨日の晩酌のおつまみなんだったんですか?”って聞いたら、“いちごのサンドイッチ”って(笑)。そういうことでゲラゲラ笑っていました」と、裏話を明かした。

北海道でのオールロケでトイレが心配だったという遠藤からは、「軽トラックの上に簡易トイレを用意してくださったので、それがとてもありがたかった。常にそいつ(簡易トイレ)がいるかどうかをチェックしていた」とトイレに対し異様な心配があった様子で話し、しまいには“そいつ”が「後光が差しているように見えてきたので、“威風堂々”って名付けました。“そいつ”の登場シーンにその曲がぴったり合うんですよ(笑)」と遠藤ワールド全開で会場を沸かせると、このトイレネタに便乗にした鈴木監督は、「僕がそのトイレに入っている時、急に軽トラックが動き出しちゃって! ビックリして、トランシーバーで“誰か止めて!”って叫びました(笑)」と、オールロケならではのエピソードを語った。

最後に、岡田が演じる竹山“純”が富良野に行くという本作の設定について、鈴井監督からは「(純は)あのドラマのあの人だろうと想像されると思います。途中にナレーションのシーンもあり、大物脚本家に会いに行くというところまで言っていますから……。しかし、これについてはクランクイン前に“北の国から”の原作者の倉本聰先生にお電話でお話させていただいたので、堂々と“純”が脚本家に会いに行く話を作っております」と、倉本先生公認だということを力説していた。

鈴井貴之が連続ドラマの脚本&監督に初挑戦することで話題となっている本作は、極寒・北海道の名も無き田舎町にある“便利屋”が舞台。おせっかいを絵に描いたような松井(鈴木)、離婚歴3回の梅本(遠藤)、吹雪の日に迷い込んだ若き脚本家の竹山(岡田)の3人が奇想天外で“ズレた”ストーリーを展開する。

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