不倫デート中の死と滑落死、被害者のそばにあったリンドウの花の意味とは?

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4月8日(水)の「水曜ミステリー9」(テレビ東京系列、毎週水曜21:00)は、松平健主演の『信州山岳刑事 道原伝吉3』を放送。安曇野北警察署の道原伝吉(松平)が、巨大な密室と化した北アルプス連続殺人を解く。

[あらすじ]広大な北アルプスが管轄の安曇野北警察署は、山での事故に備え山岳遭難救助隊も常駐する日本でも珍しい警察署だ。主任である道原伝吉は山に詳しく、北アルプスの霞沢岳にはある特別な思いを持っている。ある日、民間山岳救助隊の一員である浪岡亮(竹財輝之助)は鶴田詩織(上野なつひ)との結婚を機に山小屋を出て山岳救助隊も退任すると、安曇野北署まで挨拶にやってくる。そこへ霞沢岳で男性の刺殺体発見の通報が入り、道原らは現場へ向かう。

死亡した男性はナイフで2か所刺されており、死体の上にはリンドウの花があった。男性の顔を見た浪岡は、前日に山小屋にチェックインした磯野という客だと証言。調べると、磯野は偽名で、名前は天野茂樹(飯田基祐)。しかも妻と思われた連れの女性は姿を消していた。浪岡によると、天野はチェックイン後にかなり酔った状況で山小屋の食堂に1人で現れ、従業員の林優香(稲村梓)にしつこく絡んできたという。優香が強く拒否すると「縁起の悪いこと思い出させやがって」という言葉を吐き、食堂を出た直後、何者かに刺されたようだ。

捜査会議で、道原は死体の上にリンドウの花があったことを指摘し、何か意味があるのではというが、県警本部の管理官・羽田勤(羽場裕一)は犯人ともみ合ったうちに落ちたのだと相手にしない。羽田に盾突いた刑事が干されて辞めるはめになったのを知る降旗節子(雛形あきこ)は肝を冷やすが、道原はお構いなしに天野の自宅へ聞き込みに向かう。天野の妻・佳子(上原しおん)は、天野の死を「自業自得」と思っていた。天野が竹山昌子(江口ナオ)という女性と不倫をしていたからだ。その時、県警本部から鷲崎孝文(宅麻伸)と城田雅一(城咲仁)が同じく聞き込みに現れ、道原と節子が勝手な捜査をしていると、とがめられてしまう。後日、節子らは昌子の居場所を突き止め、事情聴取を行うが、昌子は天野を殺していないと言い張り……。

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