日向坂46・影山優佳、W杯出場をかけた大一番に臨む日本代表にエール「隙は突いても突かれるな」

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3月12日に放送されたサッカー番組『FOOT×BRAIN』(テレビ東京系、毎週土曜24:20~)は、『ワールドカップ』アジア最終予選の真っ只中にいるサッカー日本代表を特集。元日本代表の戸田和幸日向坂46影山優佳が、目前に迫ったオーストラリア代表との運命の一戦を占った。

現在、『ワールドカップ』アジア最終予選で5連勝中の日本は、3月24日にアウェーで宿敵オーストラリアと激突。勝てば7大会連続の『ワールドカップ』出場が決まる。戸田は、オーストラリア代表について「トップレベルでプレーする選手が減ったようには思います」と分析。テクニックに優れた選手はいるとしながらも「丁寧にボールをつなぐスタイルを考えると、逆に僕は与し易いところもあると見ています」と自身の考えを述べた。

すでにホームでは勝利を収めているものの、オーストラリアがアジアの『ワールドカップ』予選に参加するようになってから、日本がアウェーで勝利したことは一度もないというデータも。そこで、番組では勝利の鍵を探るべく、日本代表をポジションごとに徹底解剖。戸田は最も重要なポジションとしてミッドフィルダーを挙げ、遠藤航守田英正田中碧の3選手に注目した。

最終予選の序盤はトップ下に1人、ボランチに2人を置くシステムだったが、中盤が機能しなかったことを受け、日本代表の森保一監督はシステムの改革に着手。トップ下を外し、ボランチにこの3人を置いた。すると、その後は破竹の勢いで5連勝。戸田は「3人で役割をシェアしつつ守田と田中がゲームメークをしてくれる。走力もあるし、守備もできるので、日本の中盤が一気にたくましくなった」と評した。

解説の都並敏史は、これまでの試合を振り返りながら、「守備の強度がありながら、展開力もある。レベルが上がった」と戸田の意見に同調。戸田と都並は、3人の起用によって前線でボールを奪うショートカウンターに磨きがかかったことを指摘した。

また、戸田はそれぞれの選手の能力についても言及。田中については、プレーするエリアが広く、日本代表時代の自分と中田英寿稲本潤一の3人の要素を全て持っているという。その絶賛ぶりには、都並も「褒めすぎじゃん。青くねーな田中」と、田中の名前にかけて笑いを誘っていた。

そして、ここに来て得点力がアップしたフォワードでは、4試合連続でゴールを決めている伊東純也に着目。戸田は「伊東は速いですもんね。本当、無双状態ですね」とその実力を認める一方で、古橋亨梧の名前を出し、「真ん中でも左でもできると思います。違う人選があっても面白いんじゃないかなとは個人的には思いますね」と意見した。

現在4試合連続無失点と、鉄壁のディフェンス陣については、VTRで出演した影山が新たに投入された谷口彰悟板倉滉に期待を寄せる。DAZNでアジア最終予選の応援アンバサダーを務める影山は「いざやってみなさいって言われても、普通は保守的なプレーに徹しちゃうと思うんですけど、谷口選手なんかは檄を飛ばしたりするシーンも見られて。この2試合でゴールを割らせなかったのは、本当に大きい功績だなって思います」と語った。

サイドバックについては、たびたび議論にもなる長友佑都中山雄太の交代に関して、トークが展開する。森保監督は、アジア最終予選の8試合中7試合で2人の交代をしているが、戸田は「どんな展開でも任せられる選手はひょっとしていないかもしれない」と前置きしながら、「それとは別に分けて考えると、交代もありなんじゃないかなと思います」と肯定的。

しかし、中山が良いパフォーマンスを見せると、ネット上では長友に厳しい言葉が飛び交うことも。サウジアラビア戦では、そんな批判を吹き飛ばすかのような気迫あふれるプレーでチームを活気づけた長友に対し、都並は「すげえやつだなと思いましたよ」と絶賛。番組MCの勝村政信は、活発な議論が行われる現状と、バッシングをモチベーションに変える長友に「日本もサッカーが生活に近づいてきたのかなっていう。(ファンは)どんどん文句を言って、言われた選手は怒るのではなくて」とコメントした。

一時は『ワールドカップ』出場も危ぶまれた日本代表だが、怒涛の巻き返しで、現在はグループ2位につけている。最後は都並と影山と戸田の3人が、オーストラリア戦を観戦する際の楽しむポイントをキャッチコピーにして発表。都並の「プレス全開!! セットプレーに気をつけろ!」というコピーに続いて、影山は「隙は突いても突かれるな」と掲げ、「連携が崩れたところの一種の隙を突いて、カウンターを仕掛けていったりとか、今までの日本ができていたものをしっかりと見せられれば、ワクワクする試合になるんじゃないかなって思っています」と解説した。

そして、戸田は「全てにおいて支配、そして圧倒!!」というコピーを提示し、「ボールもゲームも持たせません。日本の方が早く準備をして、速く走って圧倒することです」と強調。勝村も「初戦のオーストラリア戦もちょっと怖かったんですけど、試合を見てみたら一番楽に戦っているなと思って。必ず勝ちますから、大丈夫です」と太鼓判を押した。

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