佐々木希「ウェディングドレス姿で残される切ない姿は絶対面白い」『ユーチューバーに娘はやらん!』

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佐々木希さんが主演を務めるドラマプレミア23『ユーチューバーに娘はやらん!』(テレビ東京系、毎週月曜23:06~)が、2022年1月17日(月)にスタートします。

本作は、主人公・平千紗(佐々木)が、“ハイスペック&安心安定のテレビ局員”と、“明日も分からない人生冒険の人気ユーチューバー”という対局的な2人の間で恋に揺れる模様を描くラブコメディ。

秋元康さんが企画・原作を務めるオリジナルドラマで、監督を『コード・ブルー ―ドクターヘリ緊急救命―』シリーズ、『リッチマン、プアウーマン』(ともにフジテレビ系)など、数々の大ヒット作を手掛け、日本のドラマ界を牽引する西浦正記さん、そして『ナイト・ドクター』(フジテレビ系)、『ハラスメントゲーム』(テレビ東京系)の関野宗紀さん、『彼女はキレイだった』(フジテレビ系)の松田祐輔さんが担当します。

舞台『醉いどれ天使』での好演が記憶に新しく、女優、モデルとしてはもちろん、自身のファッションブランドを手掛けるなど幅広い活躍を見せる佐々木さんは今回、テレビ東京ドラマ初主演を飾ることに。そんな佐々木さんが、本作の魅力や主演を務める今の思い、ユーチューバーへの印象などを明かしてくれました。

――2人の男性に翻弄されながらも惹かれていき、究極の選択をすることになる千紗の姿がコミカルに描かれる本作。第1話の台本を読んだ時、どんな感想を抱きましたか?

笑いどころがたくさんあって、ほっこりした気持ちになりました。千紗は、とても前向きな主人公だなと感じ、元気をもらいましたし、早く第2話を読みたいと思いました。

――今回演じる千紗は、下着メーカーの営業部勤務で、明るく前向きで男勝りな性格ですが、周りに弱音を吐けず、ついつい強がってしまう“ちょっと損をしちゃう”タイプの女性。恋愛面においては自分の弱みや格好悪い自分を出せずにいますが、共通点などはありますか?

共通点を感じることはあまりなかったのですが、千紗の台詞は、結婚や彼氏、YouTube、テレビなど、同世代の方々が気にするのかなと思う “あるある”の話題がすごく詰まっているなと思いました。ですから「こういう風に言う人もいるよね」と思いながら、台本を読んでいました。

――千紗は、思ったことをストレートに発言するところがあるため、周りからはたまに毒舌と見られることがあるキャラクターですが、佐々木さん自身はそんな風に言われることはありますか?

毒舌と言われることはないですね(笑)。しいて言えば、真っすぐで元気で明るいところは似ているかもしれないです。また、千紗と家族の会話は、家族ならではのやりとりが面白いなと思いました。実家だと言いたいことをズバッと言い合うと思うんです。その感じがすごく分かるので、読んでいて楽しかったです。

――コメディはほぼ初挑戦ということですが、どういった部分を意識しながら演じたいですか?

表情と会話のテンポ感に気をつけたいです。テンポ良くいくと、会話のリアル感が増すと思うので、話すスピードを特に意識したいです。共演者の方と息を合わせて、勢いのある掛け合いができたらと思います。

――第1話では、衝撃的なシーンから始まりますが、お気に入りのシーンはありますか?

どれも本当に面白いのですが、冒頭の、ウェディングドレスを張り切って着ているのにもかかわらず、取り残されていく切なさが印象的です。笑えるシーンになると思うので、そこでも面白い表情になっていたらいいですね。

――ウェディングドレス姿も披露を!

はい、ふわふわなウェディングドレスを着るので、そこにも注目していただきたいです。さらに、紙を食べるシーンがあって(笑)。台本を読んだ時、文字だけでも笑っちゃったので、そのままみなさんに伝わるといいなぁと思っています。

――劇中のバタバタぶりが笑いを誘いそうですが、最近、佐々木さん自身がバタバタしたことはありますか?

もう日常がバタバタです(笑)。子供が男の子なのですが、本当にわんぱくで。この間は子供を全力で追いかけて、派手に転びました。

――今回、ハイスペックで安心安定のテレビ局員・榎本信役を金子ノブアキさん、登録者数100万人超えの人気ユーチューバー・TAKTAK(タックタック)役を戸塚純貴さんが演じます。2人とも初共演になりますが、どんな印象をお持ちですか?

金子さんは、RIZEのドラマーとしてバンド活動もされているので、クール系なのかな、と想像していますが、実際はどんな方なのか、お会いするのが楽しみです。戸塚さんはご本人のインスタを拝見したらすごく面白い事をされていたので、楽しいことを色々してくれそうだなと、期待しています。おふたりと共演するのを心待ちにしています。

――また、千紗の妹でシングルマザーの平風花役を若月佑美さん、30年間パスポートセンターで働く、頑固で昔気質な千紗の父親・平総一郎役を遠藤憲一さんが演じますね。

若月さんも今回が初めましてです。風花は、毒舌でイマドキっぽい可愛いキャラクターという印象です。千紗と風花の会話はテンポよく、掛け合いが面白そうなので、一緒に演じるシーンが待ち遠しいです。

エンケン(遠藤)さんは、CMやドラマ『バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~』(テレビ東京系)など、何度か共演させていただいているので心強いです。こんなお父さんがいたらいいなと思うぐらい優しさのある方なので、また共演させていただけるのはすごく嬉しいです。

――主演として意識していることはありますか?

コメディということもありますし、明るく楽しい雰囲気を作れたらいいなと思っています。登場人物たちのキャラクターもそれぞれすごくチャーミングで個性的なので、どんな風になるのか楽しみです。

――秋元康さんの作品は『あなたの番です』(日本テレビ系)、『共演NG』(テレビ東京系)など話題作が多いですが、秋元さんが手がけるドラマの魅力はどのような部分だと思われますか?

秋元さんのドラマは、それぞれのキャラクターがすごく深堀りされていて、その魅力がたっぷり伝わるような描き方をされているなと感じます。個性的だけど、「こういう人いるな」と思います。今回も、千紗は一見かわいそうで滑稽にも見えますが、一生懸命前に進んでいて、すごく可愛いらしく見えるキャラクターになっていて。全体的にチャーミングで、愛されキャラクターを作るのが凄くお上手だなと思います。

――テレビ東京のドラマに対して、どんなイメージを持たれていますか?

テレ東のドラマはよく見ていますが、ご出演されている皆さんが楽しんでやっていらっしゃるなという印象を受けます。『バイプレイヤーズ』に出演させていただいた時は、スタッフさんから「楽しくいいドラマを作るぞ」という意思をすごく感じましたし、現場自体もすごく楽しかったです。

――普段、佐々木さんは、YouTubeをご覧になりますか?

編み物のYouTubeなどを見ています。また、現場でメイクさんが面白い動画を教えてくれて、一緒に見ることも多くて、さっきもケラケラ笑いながら見ていました。

――今回、千紗はテレビ局員とユーチューバーの間で揺れますが、佐々木さんご自身はユーチューバーの方に対してどんなイメージがありますか?

ユーチューバーの方々は、伸び伸びと自由にされている印象があります。あと皆さん、話すスピードが早くて、頭の回転が速いな、という印象です。ご自身で企画・編集されていることもあり、新しいことをしようというパワーをすごく感じます。

――究極な質問ですが、佐々木さん自身、テレビマンとユーチューバー、どちらが魅力に感じられますか?

それは難しい質問ですね。千紗の気持ちとリンクしちゃいました(笑)。勢いのあるユーチューバーの方も良いなと思いますし、テレビマンの方の制約がたくさんある中で面白いことやってやるぞという意欲も魅力的ですし、どちらも良さがありますよね……。これは選ぶのが難しいですね。

――では、最後に視聴者の方にメッセージをお願いします。

千紗の王子様は誰なのか、ぜひ最後まで見届けて頂けたらなと思います。テレビ局員VSユーチューバーという、この時代ならではの争いもお楽しみください。

<あらすじ>
平千紗(佐々木)の結婚式当日。父・総一郎(遠藤)の手に引かれながら歩くバージンロード……。永遠の愛を誓おうとしたその時、人生最大の悲劇が巻き起こる!? 一世一代の晴れ舞台での出来事に母・美恵子(斉藤由貴)、妹・風花(若月)、参列者も大混乱。呆然とする中、突然現れた2人の男! 1人はハイスペックで安定志向のテレビ局員・榎本信(金子)。もう1人は“好き”を貫く登録者数 100 万人超えの人気ユーチューバー・タックタック(戸塚)。2人も巻き込んだ前代未聞のありえない披露宴は予想外の結末を迎えることに――。

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