土屋太鳳、1000万円近いピアノの音色に驚愕「響きが違う」

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1月7日(金)20時から放送される新春ドラマスペシャル『優しい音楽~ティアーズ・イン・ヘヴン 天国のきみへ』(テレビ東京系)のオンライン記者会見が6日に行われ、主演を務める土屋太鳳永山絢斗仲村トオル若松節朗監督が出席した。

人気作家・瀬尾まいこの同名小説を、岡田惠和脚本でドラマ化した本作。一人の女性がある青年に出会ったことをきっかけに、封印されていた「記憶の歯車」が動き出す物語。

さまざまな事情を抱えながら、青年・永居タケルに近づく女性・鈴木千波を演じた土屋。劇中では「優しい音楽」というタイトルの通り、演奏シーンも大きな見どころだ。土屋もピアノの演奏シーンを見せているが「とても丁寧に撮っていただきました」と撮影を振り返る。

続けて土屋は「習ったことはなかったのですが、家にピアノがあったので、小さいころから弾いていました。でもピアノって持ち運べないので、なかなか練習ができず、母に買ってもらった持ち運びできる鍵盤を持って車のなかなどで練習していました」と苦労したことを明かす。

そう振り返る土屋だが、ピアノ演奏は流ちょうだったようで、青年・タケルを演じた永山は「とても滑らかでした」と絶賛する。永山自身も劇中フルートを演奏するシーンがあるが「まさか人生のなかでフルートを演奏するシーンがあるとは思いませんでした」と苦笑いを浮かべるも、「とても難しい演奏でしたが、フルートの音を知ることができたのが、いい経験になりました」と語った。

若松監督は俳優たちの努力に「頭が下がります。本当に俳優さんってすごいな」と称賛すると「太鳳ちゃんが弾いたピアノは、世界3大ピアノの一つであるドイツのピアノを用意したんです。価格は700万から1000万円ぐらい」と明かす。

土屋は、値段の高さに驚くと「ものすごく響きが良くて、ただものじゃないとは思っていたんです」と納得顔。さらに「ピアノが好きでいろいろなところで触るのですが、本物を触らせていただきました」としみじみ語っていた。

また、近年では映画『Fukushima 50(フクシマフィフティ)』など社会派作品を撮ることが多い若松監督だが、過去には大ヒットした連続ドラマ『やまとなでしこ』などの演出を務めていた。久しぶりに恋愛をベースにした作品とあって「すごく燃えていました」と明かし、「僕なりに『愛の不時着』などの韓流ドラマを研究しました」とニッコリ。

そんな若松監督の演出に土屋は「私がガサツな性格なので、監督のロマンチックさに照れてしまいました」と撮影を振り返ると、若松監督も「きっと『おやじ、何言ってんだよ』と感じていたんじゃないかな」と笑顔を見せていた。

最後に土屋は「いまという時代は日常のなかにいつも悲しさや苦しさが隠れている時代だと思いますが、そういう時代だからこそ、人の絆の温かさを音楽の素晴らしさと共に感じていただければと思います」と作品に込めた思いを語っていた。

<イントロダクション>
混雑した駅中で、面識のない女の子・千波(土屋)からいきなり声をかけられ、面食らうタケル(永山)。それもその日だけでなく、次の日も、またその次の日も同じ場所で、千波はタケルを探し続けていた。今まで一度も会ったことないのに、なんとも親しげな千波の態度に最初は不信感をもちつつも、素直で可愛らしい千波に魅かれ始めるタケル。

なぜ千波はタケルに近づいたのか。ミステリアスな様相を呈しながら、2人の関係は密になってゆく。しかし、千波がタケルに近づいた本当の理由は別にあったのだった。そして、それぞれの秘密を抱えたまま、謎は膨らんでゆく……。人間の絆の大切さ、素晴らしさを描いたヒューマンドラマ。

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