日向坂46影山優佳や平畠啓史の注目選手も発表!2021年のJリーグを盛り上げた人々を表彰

公開:

12月18日に放送されたサッカー番組『FOOT×BRAIN』(テレビ東京系、毎週土曜24:20~)では、“FOOT×BRAINアウォーズ”を開催。ゲストに芸能界随一のJリーグウォッチャーとして知られる平畠啓史を招き、2021年のJリーグを盛り上げたクラブや選手、スタッフやサポーターを表彰した。

FOOT×BRAINアウォーズでは、「シーズン中、実は裏でこんなことが!」をテーマに4つの部門で大賞を決定。後半戦の今回は、グッドONEシーン部門とグッドサポート部門の大賞が発表された。

グッドONEシーン部門は、スーパーゴールやスーパーセーブではなく、密かに話題になった試合中のワンシーンを表彰。元川崎フロンターレの三笘薫、名古屋グランパスエイトの相馬勇紀、横浜F・マリノスのチアゴ・マルチンスの3人が見せた試合中のシーンがノミネートされた。

現在、得意のドリブルを武器にベルギーで活躍中の三笘は、川崎時代の名古屋グランパスエイト戦で見せたあるフェイントがノミネート理由に。なんと華麗なフェイントに対戦相手だけではなく、カメラマンも騙されてしまう。キレキレのフェイントを繰り広げる三笘をカメラが捉えきれず、2度もフレームからフェードアウト。これには解説の都並敏史も爆笑し、平畠も「カメラマンは難しい」と同情していた。

相馬のワンシーンは、横浜FC戦での一コマから。懸命の守備をして倒れた吉田豊に歩み寄る相馬は、背後に迫る主審の超至近距離から放たれたホイッスルの音に、思わず体をビクッとさせてしまう。スタジオの出演者は相馬が苦悶の表情を浮かべるほどだった笛の音に着目。平畠が「何万人と入るスタジアムで全員に聞こえなきゃだめですもんね」と指摘すると、都並も「経験のある方とそうじゃない方はキレが違う」と、レフェリーによる笛の吹き方の違いに言及していた。

グッドONEシーン部門の最後は、屈強な体格と類いまれなスピードを武器にチームの守備の要として活躍したチアゴの喜びの場面。小池龍太がゴールを決め、歓喜の輪ができると、遅れてやってきたチアゴの左ストレートが味方の高丘陽平に直撃。喜びの中で起きた思わぬハプニングに、MCの勝村政信は「レッドカードでしょ、これ」と笑っていた。

ノミネートが出揃ったところで、グッドONEシーン部門の大賞が勝村の口から発表される。勝村は「これちょっと迷ったんですけど」と前置きしながら、「相馬くんの耳をキーンとさせたレフェリーにさせてください」とリクエスト。「都並さんもおっしゃいましたけど、あの笛の吹き方が素晴らしい」と受賞理由を説明した。

収録後、笛を吹いた飯田淳平レフェリーに番組スタッフが大賞の受賞を報告する。しかし、飯田レフェリーは、受賞をまさかの辞退。大賞に選ばれたことには感謝しながらも、「味方が倒れているのにすぐ再開することはなかなかありえない状況なので、そう考えたら不要な笛でした。相馬さんの表情を見ると、大賞を頂戴するのは申し訳ない」と語っていた。

平畠啓史
平畠啓史

ここで、グッドサポート部門が発表される前に、ゲストの平畠が選ぶ“平畠賞”も決定。平畠が名前を挙げたのは、本家のJリーグアウォーズでもベストヤングプレーヤー賞を受賞した鹿島アントラーズの荒木遼太郎だった。10ゴール、7アシストという絶好調のシーズンを送った19歳の荒木について、平畠は「密集の中でプレーができるというのは本当にすごい。どれか一つじゃなくて、すべてうまい」と絶賛。都並も平畠の意見に同調しながら、「小野伸二とか中村俊輔とか、レベルの違う技術の世界にいる人だと思いますね」と評していた。

さらに、番組のスペシャリストアナリストを務める影山優佳日向坂46)による“影山賞”も発表される。影山は「今年で言うと、稲垣祥選手(名古屋グランパスエイト)のミドルシュートはすごく印象に残っています」と明かし、特にサガン鳥栖戦でのシーンが印象深かったとコメント。「鳥栖戦のシーンは2-0とかで負け越していたシーンだったので、そのときのミドルシュートはチームの空気、スタジアムの空気を一変させていた。空気が変わるのを画面越しに感じられたシーンでした」と振り返った。

そして、FOOT×BRAINアウォーズの最後は、クラブを裏で支えた人物を表彰するグッドサポート部門の大賞が発表された。1人目は、名古屋グランパスエイトの女性サポーターがノミネート。ガンバ大阪戦での得点シーンで見せたこの女性のガッツポーズが大きな話題に。カメラに映された天高く拳を突き上げる姿が世界中を駆け巡った。

2人目のノミネートは、2021年のJリーグマスコット総選挙の第1位に輝いたV・ファーレン長崎の人気者・ヴィヴィくん。SNSのフォロワー数が2万人を越えるなど、マスコット界きってのインフルエンサーであるヴィヴィくんの登場に、平畠も「出た! ヴィヴィくん。可愛い!」と大興奮。YouTubeチャンネルの開設など、チーム人気の底上げのために奮闘するヴィヴィくんの活動が紹介された。

ノミネートの3人目は、川崎市出身のレジェンドが登場。今年、川崎フロンターレでは、「明日があるさ」や「上を向いて歩こう」などのヒット曲でお馴染みの歌手・坂本九の生誕80周年イベントを開催した。チームのホームページには、プロフィールが掲載されており、ポジションもGS(グレートシンガー)で登録。今なお地元・川崎市とJリーグを盛り上げ続けていた永遠のエンターテイナーに、勝村も「世界の坂本ですからね」と感心。都並は「代表で海外に行くじゃないですか。必ず歌えって言われて、スキヤキソング歌ってますもん」と、世界的に知られる名曲「上を向いて歩こう」についてのエピソードを披露した。

そんなグッドサポート部門の大賞は、名古屋グランパスエイトの女性サポーターに決定。通称“ガッツポーズお姉さん”は、番組スタッフから大賞の受賞を知らされると大喜び。ガッツポーズの映像が世に出てから8か月も経つが、今もその人気は健在で、リーグ最終戦では他のサポーターから写真撮影を求められていた。

スタジオでは、出演者が今年のFOOT×BRAINアウォーズを総括。平畠が「サッカーの楽しみ方がSNSを使って広がっていくのは面白いですね」と話すと、都並も「面白かったですね。知らないこともあったし、勉強になりました」と語る。最後は勝村が「こういう全然違った角度から番組なりの賞を出させていただくっていうのは、幸せなことですね」と切り出し、「これが今回で終わらないように気をつけたいと思います。あと5年は続けるから、少なくとも」と力強く宣言していた。

画像ギャラリー

PICK UP