田中圭、コロナ禍で1年半延期の主演作に「作品を俯瞰で見られた」ポジティブ発言

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10月15日から始まる金曜8時のドラマ『らせんの迷宮~DNA科学捜査~』(テレビ東京系、毎週金曜20:00~)のオンライン会見が11日に開催され、主演を務める田中圭をはじめ、共演の安田顕倉科カナが出席した。

新型コロナウイルス感染拡大のため、放送開始が1年5か月ほど延期されたが、田中は「すごく冷静に、客観的にも主観的にも作品を俯瞰で見ることができました」と気持ちを切らさずに臨めたことを明かしていた。

本作は、作・夏緑、画・菊田洋之による人気コミック「らせんの迷宮―遺伝子捜査―」を実写化したヒューマンミステリー。32億個の遺伝子配列を記憶する天才遺伝子科学者・神保仁(田中)が、熱血刑事・安堂源次(安田)や科捜研の乱原流奈(倉科)と共に、遺伝子捜査の裏にある人間模様に迫る。

2020年4月に緊急事態宣言が発出されたために、撮影が中断。2021年6月に再クランクインし、ようやく10月15日から放送がスタートする。田中は「放送中止ではなく延期だったのはラッキーでした。製作チームはメチャクチャ大変だと思いますが、悪いことばかりではない」とポジティブに捉えていたという。

安田も「なかなか経験できないこと」と切り出すと「映像のなかには、昨年撮ったものと、今年撮ったものが混じっているのですが、全然分からないもんですね」と編集技術を称賛する。

田中演じる神保と、安田扮する安堂の個性の違うバディが楽しめる本作。田中は「撮影に入ってまず面食らったのが、ヤスケンさんの熱さ。さすがだなと圧倒されました」と称えると、安田も「今回初めてご一緒したのですが、田中圭さんとバディを組めるなんてすごく嬉しかった」と相思相愛ぶりをアピールする。

田中と倉科は共に何度も共演経験があるため、クランクイン当初から息はピッタリだったという。安田は「最初に現場に入ったとき、二人の挨拶の感じがすごく気心が知れている雰囲気で驚いた」と語ると、倉科は「(田中は)私に対しての扱いが雑なんですよ」とクレーム。すると田中は「すごく面白い人で、からかいたくなるんですよ」と仲の良さがうかがえるトークを展開する。

作品タイトルにちなんで「普段から謎に思って迷宮入りしていることは?」というエピソードトークでは、安田が「お酒との距離感がつかめないんです」と回答すると、田中は「昔から手袋や靴下の片方がどうしてもなくなってしまう。なぜなんですかね」と悩ましい顔を浮かべる。さらに安田は「いくら掃除しても、謎の縮れ毛って出てきますよね。あれもなぜなんでしょうね?」と発言し、田中と倉科を爆笑させていた。

和気あいあいとしたトークが展開され、チームワークの良さが垣間見えるイベントとなったが、田中は「ようやく初回がオンエアされます。いろいろあって一筋縄ではいかないドラマでしたが、みんな一丸となって作り上げ、雰囲気もとても良かった。初回は神保と安堂の凸凹コンビ誕生を楽しんでください」とメッセージを送っていた。

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