長友佑都のW杯に向けた挑戦と思いに迫る!「日本代表に貢献したい」

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サッカー日本代表の長友佑都が、8月14日に放送されたサッカー番組『FOOT×BRAIN』(テレビ東京系、毎週土曜24:20~)にゲスト出演。これまで3度の出場を果たし、4度目の出場を目指すW杯への思いを語った。

番組では前回に引き続き、長友の強さの秘訣に迫る。海外に渡って11年、これまでファンの厳しい批判にさらされたこともあったという長友は、ミスを受け入れつつもすぐに切り替えて、ポジティブになるマインドセットを習得。「今は自然と落ち込むことなく、人よりも早く前に進めるのかなって思います」と分析した。

また、衰えを知らない強靭な肉体の秘密も紐解いていく。これまで体幹やヨガなど様々なトレーニングを試してきたという長友は「全て大事」という結論にたどり着き、現在はあらゆるものを融合させたトレーニングを実践。スタジオでは、34歳になってなお「とにかく成長したい」と語る長友に、MCの勝村政信と解説の福田正博も感心する。

スタジオの様子
スタジオの様子

成長の先にあるのは、夢の大舞台。2014年のブラジルW杯で大きな挫折を味わった長友は、「目標を失ったんですよね。夢が消えちゃったんですよ」と振り返る。失意のまま新しいシーズンに突入し、コンディションはボロボロに。しかし、苦しむ長友を立ち直らせたのもまた、W杯だった。2018年のロシアW杯を新たな目標に据えた長友は、華麗なる復活を遂げる。

サッカーをやる意味について、長友は「日本代表のユニフォームを着たい、W杯にもう一度立ちたいっていう、このモチベーションが大きすぎる」と告白。そして、「W杯がなくなったら、長友消えますね」と断言した。それだけ強い思いを抱きながら、4度目の出場となる2022年のカタールW杯に向けて、メンタルとフィジカルを鍛え上げてきた長友。「3大会経験させてもらいましたけど、今が一番W杯に対する思いとか信念とか覚悟が強いですね」と意気込んだ。

そんな長友が近年取り組んでいるのが“食”による体質改善。専属料理人でもある加藤超也と共に、糖質だけではなく、脂質からもエネルギーを摂る方法を開拓することによって、90分間走り続けてもバテない肉体を手に入れた。さらに、フィジカルをキープするため、タンパク質が豊富なかまぼこにも着目。長友は老舗かまぼこ店とコラボし、かまぼこで作った新感覚のプロテインバーも開発した。

食の追求の他にも、長友はサッカーの未来につながる挑戦をスタート。新たなリモート配信サービスとして注目を集めるスワイプビデオや医療系センサー、ベビーフード会社など、サッカーに関連する事業への投資を行っている。

全てはサッカーのため、そしてW杯のため。9月からスタートするカタールW杯に向けたアジア最終予選を前に、長友は現在のA代表についても言及。「2008年から日本代表でプレーさせてもらっていますけど、今一番、選手層が厚いなって感じます」と語る長友は、様々な選手を試してきた森保一監督の手腕を褒め称え、「競争と成熟度という意味で、チームとして良くなっていると思います」と指摘した。

長友佑都
長友佑都

世界のトップリーグで戦ってきた長友は、その経験を若手選手にも伝えている。「長友塾」と呼ばれるチーム内の練習グループは、世界のサッカーのトレンドやレベルを伝えるのが目的の一つ。若手選手の意識改革を行うことによって、チーム全体の底上げを図っているという。スタジオでは、そんな若手選手のメンタリティについてもトークが展開。海外へ行く若手選手について、「行って満足する、行って終わる選手がもしかしたら多いのかな」と危惧する長友は、「もっとギラギラ感を出してもいい」とアドバイスを送った。

一方、東京オリンピックで活躍した堂安律久保建英の2人からは野心が伝わってくるとコメント。「ガンガン聞いてきますから。堂安なんかは“どんなトレーニングしてますか?”とか。すごいですね、あいつの貪欲さは。ああいう選手は伸びていくんだろうなと、僕は思って見ていますけど」と高く評価した。

最後に、4度目のW杯に向けて抱負を聞かれた長友は「簡単な言葉で表せない」と前置きしながら、「必ず、どんなことがあっても、命がけで自分自身が4度目のW杯に出場して、日本代表のチームに貢献したい」と宣言。改めて強い思いでW杯に挑むことを誓った。

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