なぜ、ユリ根がコーヒーに?

かつて、コーヒーをユリの根で作った時代があったことをご存じですか?
第二次世界大戦中、日本では輸入が止まったコーヒーの代わりにユリ根が使われました。

ユリの根ユリの根

番組では、特別にユリ根でコーヒーを作っていただきました。まず細かく切って乾燥させたユリ根を、焙煎します。

焙煎焙煎

深煎りしたらミルで細かく砕き、お湯で抽出すると…。苦みと深み、香ばしさも感じられるコーヒーの出来上がりです。

ユリ根のコーヒーユリ根のコーヒー

このコーヒーは、外国への輸出が禁じられ、行き場をなくしたユリ根を活用しようと、植木商社が中心となり考案したといわれています。ほかにも、コーヒーはタンポポの根・大豆・麦など身近な作物で代用されていました。

世界を魅了した「沖永良部島のユリ」

奄美群島の南に位置する沖永良部島は、ユリ根を100年以上にもわたり栽培する“ユリの島”。栽培のきっかけとなったのは、珍しい植物を探すイギリス人の“プラントハンター”アイザック・バンティングでした。

沖永良部島のテッポウユリ沖永良部島のテッポウユリ

ユリは、キリスト教で聖母マリアを象徴する「マドンナリリー」と呼ばれる特別な花ですが、もともと欧米に分布するものは小ぶり。

そこで野生のテッポウユリを探し求めていたバンティングは、1898(明治31)年に台風で沖永良部島に漂着。偶然、島のユリを発見します。助けてくれた島民に、島で雑草同然に扱われていたユリの価値をバンティングが伝えたことから、ユリ根栽培が始まりました。

沖永良部島のユリ根沖永良部島のユリ根

大輪で純白の美しい花を咲かせ、開花時期の早い沖永良部島のユリは、瞬く間に評判となって世界中でブームを巻き起こします。
最盛期には、横浜の倉庫が沖永良部島のユリ根でいっぱいになるほどでした。

新種「咲八姫」新種「咲八姫」

生糸に迫る外貨獲得の花形となり、日本の経済成長を支えた沖永良部島のユリ。その栽培は現在も島の人々により続けられ、花びらが15枚もある新種「咲八姫」(※市場への出荷時期は未定)生み出されています。


3/6(土)の『世界ふしぎ発見!

世界ふしぎ発見!

土曜よる9:00~

 

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