天空に生きる絶滅危惧種のバク

エクアドルにそびえるアンデス山脈。その場所にある世界遺産「サンガイ国立公園」内の「サンガイ山」には、絶滅が危惧される動物がいます。

それは、標高4000m付近の高地に生息する「ヤマバク」というバクの一種です。

ヤマバクヤマバク

ヤマバクは、バクの中でも小型ですが、200kgもの重さがあります。身体には、寒さに耐えるため豊かな体毛が生えています。

また、視力は弱いものの、鼻が利くため、長い鼻を動かして好物の新芽などを探します。

長い鼻を動かして好物の新芽などを探す長い鼻を動かして好物の新芽などを探す

現在、アンデス全体でもわずか2500頭だけ確認されているヤマバクですが、その中でもサンガイ国立公園は生息数が最も多い地域と言われています。

バクが住む山は、富士山に似ている?

サンガイ山の標高は、約5260m。日本の富士山に似た山で、活火山でもあります。近年では火山活動によって山の形が変化してしまいました。

日本の富士山に似た「サンガイ山」日本の富士山に似た「サンガイ山」

しかし、標高によって大きく異なる景観を持つ山でもあり、標高約3800mを超えた場所には、濃い霧に包まれた森“雲霧林(うんむりん)”が広がります。

濃い霧に包まれた森“雲霧林”濃い霧に包まれた森“雲霧林”

実は、山の東側は、アマゾン川の上流域にあたります。
アマゾンの湿った風が山にぶつかって上昇気流となり、雲を生んで大量の雨を降らせることで、高地にも森が生まれました。

サンガイ山を内包する「サンガイ国立公園」は、絶滅危惧種の貴重な生息地であることと、火山が生んだ多様な環境が評価され、1983年 世界遺産に登録されました。

「サンガイ国立公園」「サンガイ国立公園」

さまざまな景観を持つサンガイ山は、現在も火山活動を続けています。


10/25(日) の『世界遺産』

世界遺産

日曜よる6:00~

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