ドンタコスやポリンキーなど、数々のヒット商品を生み出している「湖池屋」。実は、1967年に日本で初めてポテトチップスを製造・発売(※量産化)した会社でもあります。

日本人の口に合うように作られた“ポテトチップス第1号”「のり塩」味を全国で大ヒットさせた湖池屋でしたが、その後なんと二度の経営危機に陥っていました。

第一次経営危機

1975年、競合他社がポテトチップス市場に参入してきたことにより、シェアトップの座を湖池屋は奪われてしまいます。
その後、売上低迷を受けて綿密な市場調査を行ったところ、当時のスナックに“辛い味がない”ということに目をつけ、“辛さを狙ったスナック”「カラムーチョ」を開発します。

「カラムーチョ」「カラムーチョ」

今でこそ辛い味のスナックは一般的ですが、当初は社内でも猛反発が起きたそう。
しかしアメリカで大ブームだったメキシコ料理をヒントに作られたカラムーチョは、キャッチーで印象的なCM戦略もハマり、現在(※2020年4月放送時)まで累計約21.5億個も売り上げる看板商品になりました。

この勢いに乗った湖池屋は、斬新な商品を次々と発売。売上も再び右肩上がりになります。

斬新な商品を次々と発売斬新な商品を次々と発売

 

第二次経営危機

順調に見えた湖池屋ですが、2010年代に入ってからのポテトチップス低価格競争により、2012年に赤字へと転落してしまいます。

そんな中、湖池屋では新たに佐藤社長が就任。元々、飲料メーカーのKIRINで稀代のヒットメーカーでもあった佐藤社長は就任後、2つの改革を行います。

改革① 原点回帰

日本で初めてポテトチップスを発売した会社である湖池屋。佐藤社長は“原点はポテトチップスにある”と考え、それをとことん極めた商品の開発に着手しました。

そして2017年、最高の材料と手間暇をかけ、“湖池屋史上最高のポテトチップス”「プライドポテト」を世に送り出します。

「プライドポテト」「プライドポテト」

“年間20億売り上げれば大ヒット”といわれる中、プライドポテトは3~4か月でその数字を達成。年間では約40億円を売り上げるメガヒット商品となりました。

改革② 商品開発の頭脳を「若い女性」に

これまでスナック業界が弱かった“女性に受ける商品”を開発するため、佐藤社長は商品企画部門の女性をおよそ3倍に増員。そのうちの6割は20代ですが、若い女性の頭脳で開発された商品は次々と大ヒットしました。

たとえば、元々あった「じゃがいも心地」という商品は、味や商品名をほぼ変えずパッケージのみをリニューアルしただけで売上は約2倍に。

パッケージのみをオシャレにリニューアルパッケージのみをオシャレにリニューアル

ほかにも、OLさんが仕事中につまみ食いすることを意識した「ハッシュドポテト」(※全国のセブンイレブンで発売中。一部店舗を除く)が売れるなど、女性をターゲットにした戦略が功を奏します。

「ハッシュドポテト」「ハッシュドポテト」

こうした取り組みもあって、湖池屋の年間売上は2017年から3年連続で右肩上がりになり、2019年には年間340億円もの売上を叩き出しています。

 

TBS Topics

民放各局が制作した番組を中心に、常時約350コンテンツをすべて無料で配信している民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」では、7月19日(月)から8月29日(日)に「TVerフェス!SUMMER2021」を開催する。

ページトップへ
Twitter Facebook