食事を摂った後でも「もう1食ぐらい食べられそうな気がする」と感じることはありませんか?思い当たる方は要注意!もしかしたら「炭水化物中毒」の可能性があるかもしれません。
知らないうちに「炭水化物中毒」になっているかも?
「炭水化物中毒」とは、糖質の摂取をほどほどでやめることができなくなった状態のこと。

「食後にもう一食、食べられる気がする」や「ご飯やパン、パスタ、デザートを食べた後強い眠気に襲われる」「夜食を食べないと眠れないことがある」など、思い当たることがある人は、炭水化物中毒になってしまっているかもしれません。
リバウンドしない「糖質制限ダイエット」とは
炭水化物中毒による肥満を解消するのに有効なのが、病院のダイエット診療でも行われている「糖質制限ダイエット」です(※病院ではまず、糖質に関する正しい知識を学びます)。
糖質制限ダイエットで重要なのは「1日に摂取する糖質の量を抑えること」と「糖質の量を自分で記録すること」。それぞれのポイントは次の通りです。
糖質は1日120gまで
「糖質」は、ご飯やパン、麺類などに多く含まれますが、必要以上に摂取すると肥満の原因になるため、糖質制限ダイエットでは「糖質の摂取量を1日120gまでに抑える」ようにします。
糖質120gとは、ご飯にすると“2杯と少し”。6枚切り食パンなら、“5枚”という量になります。

糖質の量を記録
そして、もうひとつ大事なのは、自分で調べて「食事をする前に糖質の量を記録する」ということ。

糖質の量を正確に把握することができるようになれば、自然と糖質の量を抑えることができるようになります。
要注意!「糖質」は「カロリー」と切り離して考えるべし!
ダイエットでは、カロリーを気にする方も多いかもしれませんが、糖質とカロリーは比例しません。特に糖質制限ダイエットでは、カロリーではなく、糖質の量に気を付けることが重要です。
たとえば、ステーキとフライドポテトのカロリーを比較してみると、ステーキは914kcal、フライドポテトは410kcalです。しかし、糖質の量はステーキが0.4g(ロース200gの場合)、フライドポテトが46.2g(Mサイズの場合)と、糖質の量はステーキの方が少なく、フライドポテトの方が多くなっています。

食材だけではなく、味付けでも糖質の量は変わります。たとえばオムレツを食べるなら、ケチャップオムレツではなく、塩味のチーズオムレツにすることで、糖質の量を少なく抑えることができます。

糖質制限ダイエットをするなら、飲むお酒の種類にも注意が必要。ビール(350ml)に含まれる糖質の量は11.2gですが、ハイボールに使われるウイスキーは蒸留酒のため、含まれる糖質は0g。

糖質制限ダイエットで減量を目指すなら、最初の一杯をハイボールに変えてみるのがよさそうですね。
肥満の原因のひとつである「炭水化物中毒」は、糖質制限ダイエットで解消することができます。「炭水化物が好きでなかなか痩せられない」とお悩みの方は、日々の食事の「糖質の量」をちょっと気にしてみることから、はじめてみては?
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