紀元前の時代、500年ほど続く乱世を治め一代で中国の統一に成功した秦の始皇帝。その始皇帝の墓のすぐ近くでは、始皇帝の皇子(おうじ)と妃と考えられる頭蓋骨が見つかっています。

西安郊外にある西北大学では、現代人2,000人の頭蓋骨のデータを活用したAIによる画面分析の結果を利用して、発掘された頭蓋骨から3D出力で顔を復元することに成功。2200年ぶりによみがえったその顔、そして発掘された頭蓋骨からは、さまざまな隠された歴史が明らかになりました。

始皇帝の妃はヨーロッパ系だった!?

AIによって復元された、始皇帝の妃の顔がこちら。

AIによって復元された始皇帝の妃の顔AIによって復元された始皇帝の妃の顔

スッと通った鼻筋が印象的な顔立ち。中国系ではなく、ヨーロッパ系の人物の可能性があるというから驚きです。

始皇帝と妃の息子にもヨーロッパな要素が…?

そして、こちらが始皇帝と妃の間に生まれた皇子と考えられている人物の顔。

始皇帝と妃の間に生まれた皇子(おうじ)と考えられている人物の顔始皇帝と妃の間に生まれた皇子(おうじ)と考えられている人物の顔

顔を復元して発覚したのは、現在の中国人よりも極端に鼻が高いという特徴があるということ。

もし、始皇帝の妻子にヨーロッパの血が流れていることが事実とすれば、大きな歴史的発見です!

現在学会では議論が分かれるところですが、秦は中国の西側に位置していたため、始皇帝が西側とのつながりを求めていたとしても不自然ではないといいます。

秦は中国の西側に位置していた秦は中国の西側に位置していた

AIを使った顔の復元から、このような歴史が紐解かれていくとは驚きですね。
しかし、始皇帝の妻子の頭蓋骨から分かった事実はこれだけではありません。さらに衝撃的な事実が隠されていました!

頭蓋骨から判明した血縁内部の争いと悲劇

頭蓋骨は副葬品からそれぞれ妃と皇子のものだと考えられていますが、始皇帝の妃は20代、皇子は30代と若くして亡くなっていることが分かりました。

始皇帝皇子の頭蓋骨には矢が刺さり、皇子は殺された可能性が高いということが分かっています。

矢が刺さった痕跡のある頭蓋骨矢が刺さった痕跡のある頭蓋骨

さらに、この矢尻は、秦で作られたものと判明。そのため、皇子は秦内部の争いによって命を落としたと考えられています。

始皇帝は中国統一の11年後の紀元前210年に49歳で亡くなりますが、そのときの様子が中国の歴史書「史記」に残されています。

始皇帝の死の際そばにいた、最も年下の皇子「胡亥(こがい)」は、なんとその場で始皇帝の遺言を破り捨て、遺言を改ざん。2代目の皇帝に即位しました。即位してすぐ、胡亥はライバルとなる兄弟や始皇帝の若い妃たちを皆殺しにしたというのです。

今回発掘された頭蓋骨の皇子も、胡亥によって殺害された可能性が高く、「史記」に残された記述が事実であったことを物語っています。

秦は、胡亥の即位から4年後の紀元前206年に滅亡。

紀元前206年に滅亡した秦紀元前206年に滅亡した秦

2代目の秦の皇帝である「胡亥」についてはあまり知られることなく、滅亡の原因は始皇帝の悪政によるものだと後世に語り継がれ、始皇帝は暴君として名が残ってしまいました。

しかし、この皇子と妃の頭蓋骨の発見から、秦が本当に滅亡してしまった原因は「始皇帝が暴君だったから」ではないのでは、とも感じます。

最新技術によって、紀元前の歴史が紐解かれるとは驚きです。始皇帝の死後の周囲の悲劇にも驚きですが、ヨーロッパ側との関係や秦が滅亡してしまった本当の事実など、これからどんな歴史が明らかになってくるのか気になりますね!

世界のあらゆるふしぎを解き明かす!
世界ふしぎ発見!
(TBS系列:土曜よる9:00~)
 

 

TBS Topics

亀梨和也(KAT-TUN)とチョコレートプラネット(長田庄平、松尾駿)が、11月30日に放送された『一撃解明バラエティ ひと目でわかる!!』(日本テレビ系、毎週火曜22:00~)の2時間スペシャルで超過酷ロケに挑戦。チョコプラが抱いていた亀梨の印象が変わる出来事が起こった。

ページトップへ
Twitter Facebook