竹内涼真主演『テセウスの船』放送開始!"家族"を取り戻せるのか

竹内涼真が主演を務める日曜劇場『テセウスの船』がついに1月19日(日)夜9:00からTBSで放送開始する。本作は週刊漫画誌「モーニング」(講談社)で連載されていた東元俊哉による同名漫画が原作で、。父親が逮捕されたことで母と共に身を隠すように生きてきた主人公・田村心が、突然事件が起こる直前の1989年(平成元年)へタイムスリップし、失われた家族の笑顔を取り戻すために事件の真相に迫っていく姿を描いていく。

20200119_teseusu_03.jpg

竹内が演じるのは、家族の運命を変えた警察官の父親が起こした殺人事件の謎を追う青年・田村心。心と母親は父親が逮捕されてからずっと世間から後ろ指をさされ、身を隠すように生きてきたが、ある日、心の過去をすべて承知の上で両親の反対を押し切り心と結婚した最愛の妻から「お父さんを信じてみて」と言われ、拘置所にいる父に会おうと決意。しかし、昔の事件現場に向かうと突然の霧に包まれ、事件が起こる直前の1989年過去にタイムスリップしまう・・・という役どころ。心は過去で明るく朗らかな母や笑顔溢れる家族の姿を見て父の事件を食い止めようと奮闘することになるのだ。

竹内は先日行われた会見で「今回の役はいろんな解釈があって・・・31歳なんですけど、(生まれる前に捕まったため)殺人犯である父親に会ったことがないんです。だから自分の中では殺人犯の父親で死刑判決が出ていて・・・ということしか知らなくて、そのせいで幼少期時代や大人になるまで苦しめられてきたので、そこを抱えながらタイムスリップして父親に会うってどういう気持ちなんだろうっていろんな角度で解釈しようと思ったけど答えが出ませんでした」と明かしていた。

殺人犯の息子という複雑な環境の中、タイムスリップという不思議な出来事に見舞われる心を演じることに苦労していたが、竹内は似たような事件の加害者家族に関するドキュメンタリーの本などを読んで心の心境に歩み寄りながら役作りをしていったようだ。そして、「何回台本を読んでもこれが正解かなって言うのは見つかってないんですけど、気持ちを作るうえでタイムスリップして初めて父親に会うシーンなどは現場で感じた気持ちと監督のプランなど全部ひっくるめて大事にして、その場その場で一番いい形を出せるようにしたいなと思って撮影に臨んでいます」と語った。

20200119_teseusu_05.jpg

そんな竹内が試行錯誤しながら描き出す心を支える最愛の妻・由紀を演じているのは上野樹里だ。妊娠中である由紀について上野は「『本当にお父さんは有罪なの? まだ無罪を主張しているんだよね?』と、一生懸命調べるんです。これから生まれてくる子供をいい環境で迎えたいという気持ちがあるから。(心の)家族があきらめてしまった愛や光を再生する立ち位置です」と分析し、「心の唯一の味方であり支えであり、どんな境遇になっても、しっかりと心が正しい道に進んでいけるよう支えていきたいと思います」と頼もしい意気込みを語っている。

20200115_teseusu_08.jpg

一方、作中で見た目も大きく変えて役作りをしていくことになったのは心の両親を演じる鈴木亮平榮倉奈々。現代と31年前の両方に登場する両親を演じるため、現代パートでは約1時間半をかけて特殊メイクを施しているという。ポスタービジュアルが解禁された際、あまりの変貌ぶりで話題になっていた鈴木は「偽の皮膚をくっつけるんですけど、自分の皮膚との境目がわからなくなるくらい溶かしていくんです。謎の薬品で」とその工程を振り返る。竹内は特殊メイクをした榮倉を初めて見たときのことを「ふだんとのギャップがすごすぎて、苦しくなっちゃう。どれだけ苦労した生活を送ってきたんだろうって。リアルすぎて衝撃でした」と言うほどの変身っぷりだ。

鈴木と榮倉はもちろん内面からもしっかりと役を作り上げている。鈴木は「人間と言うのはいる環境や精神状態で大きく変わると思うので、ずっと死刑囚として過ごしてきた現代の彼がどんな人間になっているんだろうと考えました。僕が何も言わなくても、発する雰囲気で彼の30年を感じられるような演技を意識しています」と明かし、それに榮倉も共感。村人から慕われる警察官だった父と明るく朗らかだった母が、死刑囚として死刑を待つ男と夫の罪を背負って笑顔を見せずに生きなければいけなくなった女性に・・・榮倉達さえも「違うドラマを撮っているような気分」と言うほどギャップのある仕上がりとなっている。

20200115_teseusu_10.jpg

キャスト陣が役に寄り添いながら人物描写をしていくことで、"タイムスリップ"という非現実的な出来事など気にもならないリアルさを生み出している。その姿勢はロケ現場にも表れており、物語の舞台となる31年前の音臼村は大雪の時期ということで吹雪の中で撮影が行われた。そこにも制作陣のこだわりが分かるちょっとした裏話がある。当初、雪のシーンの撮影を予定していた場所では暖冬の影響か全く雪が降っていなかったという。そこで急遽別の場所を探しそこで撮影が行われたが、ものすごい吹雪で鈴木が「吹雪でビンタされているみたいでした」というほど勢いがすごかったようだ。

竹内も「あんなに寒い思いをしたのは初めてでした」と振り返り「走るシーンがすごく多かったんですけど、心はタイムスリップするなんて思っていなかったので、履いているのはスニーカーなんですよ(笑)。文吾さんや和子さんは(そこで暮らしているので)長靴やスノーシューを履いているんですけど、僕だけスニーカーだったので大変でした」と撮影時の苦労を明かしている。予告の短い場面だけでもかなりの緊迫感が感じられたが、本編ではさらなる迫力を感じることができそうだ。

20200119_teseusu_09.jpg

キャスト陣、制作陣が全身全霊で作り上げている日曜劇場『テセウスの船』は1月19日(日)夜9:00から放送開始(※初回は25分拡大)。竹内演じる心が"家族"を取り戻せるのか・・・最後まで見逃せない作品になりそうだ。

PlusParavi
ページトップへ
Twitter Facebook