奇跡の出会い。1950年代後半のNYを舞台に1組の男女が禁断の恋に落ちる。しかし、その恋はやがて大きな悲劇へ…。

世界中で愛され続けている不朽の名作「ウエスト・サイド・ストーリー」。その舞台が、新しい魅力を伴って2020年5月まで日本で上演しているのはご存知でしょうか?
“来日キャスト版”を観劇し、舞台裏についてご紹介します。

来日キャスト版ウエストサイドストーリー来日キャスト版ウエストサイドストーリー

※Photo: Jun Wajda

完璧なダンス、心に響く歌や演技はもちろん大変素晴らしいものでしたが、中でも注目なのは舞台セット

「IHIステージアラウンド東京」は、円形のステージに囲まれた客席が360°回転、全方向楽しむことができる画期的な劇場です。そのステージの特性を最大限に活用し、8mのスクリーン×4枚を駆使した演出は躍動感にあふれ、大パノラマの迫力は見応えたっぷり。
この劇場だからこそできる舞台セットをご紹介します。

ここがスゴい!

通常の舞台ではシーンごとにセットチェンジがあり舞台セットを運ぶことが前提ですが、この劇場では360°客席を囲むステージのためセットチェンジの必要がありません。そのため、かつてないスケールとクオリティが実現しています。

その①ドラッグストアのセット

セットは1950年代後半のNYを細部まで忠実に再現。
特に注目なのは、主人公・トニーの勤務先でありポーランドなど東欧系移民の不良グループ“ジェッツ”が集うドラッグストア。

ドラッグストアのセットドラッグストアのセット

※Photo: Jun Wajda

セットに入ると、そのクオリティの高さにとにかく驚きます。一見、整然と並べられている商品は、なんと当時の品で揃えられているのです。

ドラッグストアドラッグストア

また、セットチェンジの必要がないからこそ、高さを生かしてドラッグストアの2階まで小物がギッシリと並べられています。

2Fまで小物がびっしり2Fまで小物がびっしり

ほかの部屋も、同じように50年代のNYを隅々まで再現。無造作に捨てられた瓶一つとっても計算されつくされていて、細部まで徹底したこだわりを感じました。

その② 「経年劣化」を自然に見せる

街セットの中で印象的な巨大ポスターは一度完璧な状態ものを作成してから汚しをかけ、経年劣化を作っています。

巨大ポスター巨大ポスター

また街の一部になっている廃車は、かつて実際に走っていたもの。アメリカからわざわざコンテナで運んできたそうです。

車はコンテナで車はコンテナで

これらのセットデザインは、多くのヒットミュージカルを手掛け、テレビ番組『セックス・アンド・ザ・シティ』でアートディレクターを務めたアナ・ルイゾス氏。随所にセンスのよさが光っていました。

11月から日本キャスト版が公演中

来日キャスト版終了後、2019年11月6日から日本キャスト版が公演しています。

日本版は2019年11月6日から日本版は2019年11月6日から

もちろん、ステージセットは来日キャスト版と全く同じ!このクオリティをぜひ、ご自身で体感してください。

ちなみに、360°ステージに囲まれているということは、客席の出入り口も舞台の一部分だということ。「ウエスト・サイド・ストーリー」をご覧の際は、出入り口で見上げてみてくださいね。

ブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」Season1
日程:2019年11月6日(水)~2020年1月13日(月・祝)
チケットはこちら
会場名:IHIステージアラウンド東京
住所:江東区豊洲6-4-25

Catari(カタリ)
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