世界の国々には、さまざまな風景があります。自然が生んだ雄大な風景はもちろん素晴らしいものですが、人間の生活や知恵が作り上げた風景に心を打たれることも。
今回は、世界に数ある絶景の中から、人が作った驚くべき風景をお届けします。

断崖の世界遺産

地中海に面した「断崖の町」。イタリアの世界遺産チンクエ・テッレ。

地中海に面した「断崖の町」イタリアのチンクエ・テッレ地中海に面した「断崖の町」イタリアのチンクエ・テッレ

今では鉄道が通っていますが、かつては海からしか近付くことのできない「陸の孤島」でした。

この町には、険しい崖を削って作られた立派な段々畑があります。

チンクエ・テッレの段々畑チンクエ・テッレの段々畑

人々が山から土を運んで地道に作りあげた石垣の総延長は、なんと6700kmにも及ぶそうです。

段々畑で育てられているのは、ワイン用のブドウ。チンクエ・テッレは、「断崖に見事な段々畑があること」に加え、「ワインが美味しいこと」でも有名です。
地中海を望む段々畑は石垣を修復しながら使われ続けており、ここで育ったブドウたちは美味しいワインになって世界中の人々を楽しませています。

砂漠の中とは思えない、2000年間守り続けられた水路

砂漠の国として知られるオマーンにも、暮らしに根付いた美しい世界遺産の風景があります。

砂漠の国として知られるオマーン砂漠の国として知られるオマーン

2000年以上も前、オマーンの人々は岩山の水源から砂漠へ水を引くための水路を作りました。

砂漠へ水を引くための水路砂漠へ水を引くための水路

わずかな傾斜を利用して作られた水路によって、砂漠では貴重な栄養源であるナツメヤシが育てられています。

岩や砂だらけの一帯に突然現れるナツメヤシ畑は、そこだけ別世界のように鮮やかな緑色。

オマーンのナツメヤシ畑オマーンのナツメヤシ畑

岩山から引いた水路は町の中へもめぐらされ、今も生活用水や子供たちの遊び場として活躍しています。

人々の知恵によって生まれ、2000年以上も守られてきたオマーンの水路は、恵みのシンボルとして世界遺産に登録され、砂漠のオアシスとして畑や町を豊かに潤しています。

石と泥でできたアフリカ・マリの「仮面の民」の集落

アフリカのマリには、世界遺産「バンディアガラの断崖」があります。

アフリカのマリにある世界遺産「バンディアガラの断崖」アフリカのマリにある世界遺産「バンディアガラの断崖」

この断崖には、電気も水道も通っていない「ドゴンの集落」があります。

電気も水道も通っていない「ドゴンの集落」電気も水道も通っていない「ドゴンの集落」
 

住んでいるのは「仮面の民」と呼ばれるドゴンの人々。

「仮面の民」と呼ばれるドゴンの人々「仮面の民」と呼ばれるドゴンの人々

彼らは精霊や神話を信じて暮らし、およそ800年も前から断崖に集落を作って生活しています。

山と湖の狭間にできたオーストリアの美しい町

「世界一美しい湖畔の町」といわれる、オーストリアのハルシュタットは、山と湖の間にあるわずかな土地に作られた町。

「世界一美しい湖畔の町」と言われる、オーストリアのハルシュタット「世界一美しい湖畔の町」と言われる、オーストリアのハルシュタット

町中は、狭い坂道や階段だらけ。建物が、山のすそ野にへばりついているように建てられています。

山のすそ野にへばりついている建物山のすそ野にへばりついている建物

狭い土地を縦方向に有効活用するため、家も3階や4階まで急斜面に沿うように建てられています。

人々が知恵と工夫を重ねて作った美しい町並み。

人々が知恵と工夫を重ねて作った美しい町並み人々が知恵と工夫を重ねて作った美しい町並み

その姿を湖が鏡のように映し出す様子は、まさに絶景です。

人が作った絶景は、世界各地で見ることができます。どの風景からも、その土地に暮らす人々の知恵や思いが伝わってくるところが魅力的ですね。素敵な風景を知れば知るほど、旅の計画を立てるのも楽しくなりそうです。

世界遺産
(TBS系列:日曜午後6:00~6:30)

 


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Catari(カタリ)

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