佐藤健の坊主姿やヒゲを堪能…料理姿に惚れる『天皇の料理番』TVerで配信中

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佐藤健が主演を務める連続ドラマ『TBSテレビ60周年特別企画 日曜劇場 天皇の料理番』(TBS系、2015年)が、民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」にて期間限定で配信されている。

同ドラマは、直木賞作家・杉森久英が、大正・昭和時代の宮内省厨司長を務めた秋山徳蔵の生涯を描いた同名小説が原作。徳蔵をモデルにした秋山篤蔵(佐藤)が、ひょんなことから食べたカツレツがきっかけで“西洋料理のシェフになる”という夢を持ち、ついには天皇の料理番を務め上げるまでに成長する姿が、フィクションを織り交ぜながら描かれた。

当時26歳の佐藤は本作で、好奇心旺盛で両親に心配ばかりかける16歳から、58年にわたる料理番人生に幕を下ろすまで、篤蔵の生涯を見事に演じきっている。

坊主姿からヒゲをたくわえ、白髪まじりの頭になるなど、変わりゆく佐藤のビジュアルを楽しめるのも見どころだが、何よりも本作に説得力を与えているのが、彼自身が調理シーンを演じているということだ。

撮影の数か月前から料理学校で修行を行い、料理人としての所作を学んだという佐藤。当時、その姿が放送されると「かなり練習したねこれ」「佐藤健の包丁さばきに惚れる」と話題になったのは言うまでもない。そんな彼の役柄に対するあくなき探究心は、現在もドラマや映画で引き続き発揮されている。

佐藤をとりまく共演陣も豪華だ。妻・俊子を演じる黒木華、篤蔵が “料理人としての父” と慕う宇佐美鎌市を小林薫、篤蔵の恩人でもある桐塚尚吾に武田鉄矢など、数多くの名優が出演している。中でも注目したいのが、兄・周太郎を演じた鈴木亮平。病気を患う役ということもあり、半年で20kg減。衝撃的なその姿は視聴者に衝撃を与えるだけでなく、物語への没入感を生み出した。

キャストの本気と本気がぶつかり感動の傑作となった『天皇の料理番』。放送から6年経っても、その魅力が色褪せることはない。

なお、TVerでは「これぞTVer!傑作ドラマ特集」と題し、過去に話題となった作品が続々と配信されている。

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