山田孝之、意外にも役作りは2パターンのみ「ウシジマと、それ以外」

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5月30日に『日曜日の初耳学』(MBS・TBS系、毎週日曜22:00~)が放送。林修先生が“時代のカリスマ”と対談する「インタビュアー林修」に山田孝之が登場し、インターネット上では山田のストイックな役作りが話題となっていた。

同番組は、いま知っておくべき話題のトレンドを物知りな林とやさしく掘り下げ、日曜の夜をちょっとだけ元気にするバラエティ。

山田にとって転機となった作品は『クローズZERO』。それ以降、クセの強い役を多く演じてきたが、22年間にも及ぶ俳優人生で、意外にも役作りは2パターンしかなく「ウシジマと、それ以外」と、『闇金ウシジマくん』シリーズで演じた丑嶋馨が印象深いという。

普段山田は「キャラクターを作って、気持ちを落とし込み、本番のカメラの前ではその人として生きる」という役作りだが、「丑嶋だけは感情が見えない方がいい」と判断し、気持ちを一切考えず、台詞を覚え、ただ丑嶋らしく言うことだけに徹したと告白した。とはいえ「丑嶋を演じるうえでの細かな型を作った」というこだわりを聞いた林は「型を作りこむ演技法は能・狂言と同じスタイルかもしれない」と意外な共通項を指摘。すると、山田はこの斬新な解釈に「ウシジマが伝統芸能!?」と目を白黒させていた。

一方で、山田に「辛くて死んでしまいたかった」と言わしめたのは、今年公開された映画『はるヲうるひと』で演じた真柴得太の役作り。これまでも精神的にキツい作品は経験済みの山田ですら「ロケ先の景色のきれいな島に着いた時も、とにかく孤独な得太のマインドで到着したので、着いた途端『もうこの島から出られない』という気持ちが勝ってうつ状態になってしまった」というエピソードを明かした。

終始、山田の話をのめり込むように聞き入っていた林は「想像をはるかに超える大変なものを抱えてやっているお仕事なんですね」と大いに感心。すると「ありがとうございます!」と笑顔を見せた山田は「俳優は大変なんです!」とアピールしていた。

ネット上では「山田君の作品片っ端から観たくなった」「山田君は芯を持ってる真面目な役者だな」「こちらも刺激をもらった」「受けの芝居も個性を出す芝居も両方できるのが山田君の強み」と言ったコメントが見られた。

次週6月6日は、引き続き山田が登場。全世界で大ヒットしたドラマ『全裸監督』に込めた俳優としての決意を告白する。

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