丸山ゴンザレス、娯楽用大麻合法化の光と闇を体当たり取材『クレイジージャーニー』特番で復活

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松本人志ダウンタウン)、設楽統バナナマン)、小池栄子がMCを務める『クレイジージャーニー』(TBS系)の5月19日に放送。かつてレギュラー放送していた同番組が特番という形で復活した今回は、危険地帯ジャーナリスト・丸山ゴンザレスが大麻解禁後のアメリカ・ロサンゼルスや国として全土で解禁されたカナダへ。その光と闇に迫った。

2018年1月に娯楽用大麻の使用が合法化されたロサンゼルス。番組では、「海外であっても日本人がドラッグを使用することが違法であること」や「大麻がゲートウェイドラッグになっていて非常に危険であること」を啓蒙しつつ、合法化された現地のリアルな状況を取材。

最初に丸山はロサンゼルス有数の観光地、ベニスビーチへ向かい、人々が大麻に対してどのようなイメージを持っているか取材することに。家族連れも多く、一見大麻とは無関係そうな風景とは裏腹に、辺りには「きつめのハーブ」のような大麻特有の匂いが充満する。まず丸山は、マイアミからやってきた女子大学生2人組にインタビュー。「大麻を買いましたか?」という質問に「まだだけど、これからやるところ」と2人。そのカジュアルさに設楽は「え? こんな感じなの?」とつぶやく。

さらにビーチにいたペット連れの女性からは、「大麻入りドッグフード」という言葉が。犬の不安が解消され、おとなしくなるといい、大麻が人間以外の分野にまで浸透している現状が明らかとなる。大麻草を片手に大麻をふかしていた男性は「大工から転職して大麻農家を経営している」と羽振りの良さをアピール。その月収を聞かされ、丸山は思わず唖然とする。

その後、丸山は年商5億円を稼ぎ出す大麻農場を取材。厳重な扉と監視カメラに囲まれた敷地内には巨大なビニールハウスがいくつも建設され、中では徹底した生産管理のもとで大麻草が栽培されていた。出荷時の販売価格は、455gで約15万円。多い時では「1か月、1億円以上」もの売上になるという。

大麻の合法化によって生まれたビッグビジネスという光の部分に続き、今度は闇の部分を取材。「合法化によって、闇ビジネスをやりにくくなっているのでは」と、以前取材したギャング集団に話を聞きにいくことに。取材に応じたギャングの代表格の男性は、「闇取引が無くなって収入は減ったが、その分抗争も減って平和になった」と語る。

その後、やたらと丸山たちに絡んできたお調子者のギャングメンバーに話を聞くことに。当初はフリースタイルラップを仕掛けてくるなど陽気な雰囲気だったものの、「ドラッグを取引しているか」と丸山が尋ねたとたん、突然激高し始め、取材中止を余儀なくされる。

続いて丸山たちは、ロサンゼルス屈指の犯罪多発地区「スキッド・ロウ」へ。通訳も「何を言っているかわからない」とさじを投げるほど支離滅裂な言動の中毒者たちに囲まれつつ、大麻がさらに強い薬物への入り口、いわゆる「ゲートウェイ・ドラッグ」となっている現実を取材する。さらに後日、カナダのバンクーバーでは、違法薬物の使用が黙認されているという「薬物使用室」を取材。その中には「象に使われる麻酔薬」など、丸山ですらも初めて見る光景が広がっていて……。

レギュラー放送当時と変わらない雰囲気の番組に、インターネット上では「やっぱサイコーだった」「本当に貴重な番組」「コロナ終わったら定期放送再開してほしい」と絶賛の声が相次いでいた。

※大麻が合法化されている国においても、日本人の使用は大麻取締法の処罰の対象になります。決して手を出さないでください。

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