米倉涼子、“自信のなさ”を告白「ハミ出し者と思うクセが…」

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米倉涼子が、3月27日に放送された阿川佐和子のトーク番組『サワコの朝』(MBS・TBS系、毎週土曜7:30~)の最終回に出演。イメージとは裏腹に、自信がないことを明かす一幕があった。

抜群のスタイルの良さでも知られる米倉だが、小学生や中学生の頃などの学生時代は、整列する際、いつも後ろでコンプレックスを抱えていたという。隣の列と手を繋ぐときも、奇数だと余ってしまうことも。

阿川からそういったことが人格形成に影響すると告げられると、バレエをしていた頃、前に出ることができなかったと米倉。「(今や)そんなふうに見てもらえないかもしれないけど、“できれば後ろから二番目のグループにいたい”って。今もそうなんですけど、自信がない。“私は、はみ出しものだ”って思うクセがありますね」と語った。また、24、5歳の頃、“思ったことを口にするんだ”と決めたことがあったとポツリ。挨拶を自分からすると決めた時から生きていくのが楽になったと言い、そうでなければ主役もとれないと思ったという。

日本人女優としては54年ぶり。ブロードウェイの主演を務めたミュージカル『CHICAGO』(2012、17、19年)の話になり、2008年に日本版で主演になった米倉は「とにかく、憧れのミュージカルに関われていることが幸せ。“泣いちゃう!”みたいな」と涙ぐむ。だが、稽古は辛いことが多く、アメリカからやってきた振り付け、音楽監督、演出家の前で、いざダンスをしていても「(米倉自身もさまざまな俳優に影響を受けているため)◯◯のマネしないで」と怒られたこともあった。

「しごかれましたね。でも、しごかれたかいがありました。大変だったけどいい思い出になりました。バレエをやっていたから、努力しないと実にならない。見てもらおうとしないと見てもらえない。そういうのは身についているから、苦しくはなかったですけどね」と振り返った。

2012年は本場へ。しかし、後悔が残ったため、次、いつでも話が来てもいいように、車に乗る際は(出演した時の)録音したものをかけて、台詞を忘れないように聞いてました。こうした経験を経て「(精神的に)太くなりました。頑張らないと弾き飛ばされる。いくらでも代わりがいるので」と述懐。そうして精神を鍛えられたが、自信がないのはなくならならず、「それとこれとは別」と笑った。

ネット上では、“強いイメージ”がある彼女がこぼす本音の数々に「強く見える人ほど、影でいろんな感情と戦ってるんだと思った」「『自信がない』はネガティブに聞こえるけど、米倉さんの『自信がない』は向上心と謙虚さなんだね」「自信がないだなんて信じられないけど、そういうところも好感」との声があった。

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