松本まりか、“ある言葉”に涙腺が崩壊「私はまだ半人前ですね。嫌われるのが怖いですもん」

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松本まりかが、2月14日に放送された『情熱大陸』(MBS/TBS系、毎週日曜23:00~)に登場。オフに訪れた家具工房のオーナーの深い言葉に、松本が涙を流す一幕があった。

ここ数年の取り巻く環境の激変に戸惑っているのではないか……そう尋ねると松本は「この時を、今自分の時を逃しちゃうとまた私は埋もれてしまうっていう危機感の中でこの2~3年過ごしていて。そうなるのが私は怖かったし、そうなりたくなかったし」と返答。超多忙な日々だろうと、この世界にしがみついていくという覚悟と必死さをにじませる。

一方で、「自分の身にたくさんのことが起きていて容量オーバーになっている」とコメント。洋服など断捨離をしているのは、「自分の中から捨てていかないと新しいものがキレイに入ってこない気がして」と理由を明かす。

松本は自身について、「嫌われるってことに対してすごい恐怖心がある。そういう経験をしてきたからだと思う。嫌われるっていうか、興味を持たれないことの恐ろしさ。それは幼少期からかもしれない。母親が忙しかったしひとりで育ててたから、すごくひとりで寂しい思いをしてきた。友達もいなかったし、“ひとり”ということへの恐怖心」と分析。幼い頃に両親が離婚し、祖父母の家に母と兄と暮らしていた過去に触れた。

そうした中、2020年の大みそかに、松本はTwitterに「壊」という一文字をツイート。気になった番組スタッフが撮影現場に向かい真相を尋ねると、「そのまんまの意味です」と松本。「(気持ちを)押し込めていたら自分が壊れちゃうと思って、何か吐き出さないと……」と説明し、“SOS”のような思いだったと心情を語った。

そして年が明け、つかの間のオフ。松本は以前から気になっていたという家具工房へ。テンションが上がった松本は、木の感触を確かめるように「すごい、かわいい~」「たまらなく愛おしくさせるっていう」と笑顔を見せる。それからオーナーに記念撮影を求め、ユニークなデザインの椅子に並んで腰をかけた。松本が「本当に癒される」と言うと、オーナーが「でもね、椅子のデザインの中では『邪道だ』って言われる。外れているのをみんな認めてくれないからね」と語りだす。それを聞いた松本も、「そう、外れてるのを認めてくれないんですよね」と共感を示した。

すると2人の会話を隣で聞いていた女性スタッフが「20代のときに散々言われたんですよ。椅子のデザインをするときに『もっと嫌われる人になれ』『嫌われていいじゃないか』って散々言われた」と続けると、松本は「嫌われる人……」とその言葉を噛みしめる。するとオーナーが「嫌われるようになったら一人前さ」と諭すと、松本は「私はまだ半人前ですね。嫌われるのが怖いですもん」と素直な気持ちを口にした。すると今度は「嫌われてもね、ひとりの人はちゃんと見ていてくれる」とオーナー。その言葉に松本の涙腺は一気に崩壊。言葉を飲み込むように何度も頷き「目からうろこだ……嫌われた方がいいのか」と自分に言い聞かせるよう呟いたのだった。

ネット上では、「嫌われるのが恐いってめちゃくちゃわかるなぁ」「嫌われる事、興味持たれない事の恐怖って言ってて考えさせられたけど、松本さんはそういう演技が出来る天才&努力家だと思う」「嫌われた方が良いって言われるのってとても救われる言葉」「強い言葉だけどめっちゃ励まされるな。おもいっきり自分らしく生きよう」「番組を見ながら、ますます応援したいと思いました」などの反響が寄せられた。

次回2月21日の放送は、動物カメラマン上田大作が登場する。

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