桐谷健太演じる寿限無がまさかの闇落ち!?ラストの一言に視聴者驚き「許容出来てたことが一気に爆発しそう」

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長瀬智也が主演を務め、宮藤官九郎が脚本を担当する金曜ドラマ『俺の家の話』(TBS系、毎週金曜22:00~)。2月12日に放送された第4話では、寿三郎(西田敏行)のエンディングノートに書かれていた「寿限無のおとしまえ」の意味が明らかに。その後の、物語で癒やしキャラを務めてきた寿限無(桐谷健太)から放たれた一言に、視聴者からは驚きの声があがった。(以下、ネタバレが含まれます)。

本作は長瀬と宮藤がTBS連続ドラマ11年ぶりのタッグを組み、濃すぎる家族が織りなす王道のホームドラマ。長瀬演じるピークを過ぎたプロレスラーが、能楽の人間国宝である父の介護のために現役を引退し、名家の長男として家族と謎の女性介護ヘルパーを巻き込んで介護と遺産相続を巡る激しいバトルを繰り広げていく。

寿三郎のエンディングノートに書かれた「寿限無のおとしまえ」という言葉が気にかかる寿一(長瀬)。しかしその意味を理解できない。ある日、大州(道枝駿佑)を連れて家に帰ると、舞(江口のりこ)と踊介(永山絢斗)が「クソジジイ!!」と叫びながら玄関を飛び出してくる。

事態を飲み込めないまま寿一が家に入ると、部屋にはかつて観山家で女中を務めていた栄枝(美保純)と寿三郎の姿が。寿三郎は、寿限無の母親である栄枝を「落とし前をつける」ために呼んだのだという。

寿一が生まれた当時、3人の女中を雇っていたという観山家。寿一の母が出産のために帰郷しているあいだ、寿三郎はもっとも若い女中であった栄枝に手を出し、栄枝は妊娠。そのときの子供が寿限無なのだという。事実を知った寿一の母からは、離婚をしないかわりに「寿限無を認知しないよう求められた」と寿三郎。困ったすえ、寿三郎は観山家の番頭・小池谷(尾美としのり)に頼み込み、栄枝をめとってもらったという。

「認知できないかわりに、寿の一字を名前にもらってくれ」という寿三郎の言葉を受け、子供に寿限無と命名したと語る栄枝。自分と寿限無が異母兄弟であることを知った寿一は激しく動揺し、頭を抱える。ノートに書かれた“寿限無のおとしまえ”とは、その事実を寿限無に告げるということだった。寿限無が家計を支えるために隠れてアルバイトをしていることを寿一から告げられ、寿三郎は思わず絶句。舞に意見を求められ、さくらは「真実を語れるのは寿三郎さんしかいない」と、寿限無に真実を告げるべきだと話す。

さくら(戸田恵梨香)、寿三郎(西田敏行)
さくら(戸田恵梨香)、寿三郎(西田敏行)

するとそこへ、寿限無がアルバイト先から戻ってくる。居間に座る栄枝の姿に事態を飲み込めない寿限無を残し、寿一たちは別室へ移動。寿限無は自らの出自をじっと受け入れ、「承知しました」と静かに一言放ち、何事もなかったかのように稽古の日々を続ける。

秀夫(羽村仁成)の初舞台当日、秀夫は舞台の一角に置かれた大きな鐘のなかで声を押し殺して泣く寿限無の姿を見つける。やがて出番となり、寿限無は鐘のなかから姿を表すが、その顔は能面のような恐ろしい形相。猫なで声で声をかける寿三郎に、寿限無は静かにひとこと「うるせぇ。クソジジイ」と言い放ち……。

柔和で誠実な人柄であった寿限無の見せたまさかの表情。インターネット上では「桐谷健太さんの寿限無。これまでの、物静かで誠実でやさしげな佇まいから、一瞬だけ見せた苛立ちと怒り、哀しさ。 ぐっときました」「断トツの癒しキャラ、寿限無の”くそじじい”に胸が痛い」「途中まで寿限無ぅぅ……ってなってたけど、最後の『クソジジイ』で寿限無ーーーーってなった いっぱい溜めてたことあるんだろうな 他人だから許容出来てたことが一気に爆発しそう」と、反響の声が多く寄せられていた。

次回第5話は2月19日放送。寿一と異母兄弟であることを知らされた寿限無は、遅めの反抗期を迎えてしまい……。

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