東日本大震災10年を機に、民放キー局5局とNHKが防災プロジェクトを実施する。共通のテーマ 「キオク、ともに未来へ。」のもと、各局がニュース企画やドキュメンタリー番組などを制作。企画開発から番組制作まで、局の垣根を越え、協力して進めていく。TBSでは、3月6日（土）14時より『東日本大震災10年 つなぐ、つながるスペシャル（仮）』と、3月11日（木）13時55分から『東日本大震災10年 Nスタスペシャル（仮）』が放送される。

プロジェクトの本格的スタートとなる6日の『つなぐ、つながるスペシャル』では、宮城県・気仙沼市に焦点を絞り、日本屈指の水揚げ量を誇る港町を襲った“黒く、重たい”津波に焦点をあてる。TBS／JNNに加え民放・NHKの映像を組み合わせるとともに、目撃証言や東北大学の最新の研究に基づいた海中取材やCGなどを通じて、あの日何が起きていたのかを立体的に検証。そのうえで将来の防災・減災に“つながる”メッセージを打ち出す。

また、11日の『Nスタスペシャル』は、あの大地震から10年、TBS／JNNや民放・NHK各局、そして被災時小学生だった男性らが定点で撮り続けた映像や写真を駆使し、生まれ変わった町や力強く歩みをすすめる人々の姿を伝える。コロナ禍で10年という節目の午後2時46分を迎える被災地や被災者とつなぎ、人々のつながりで広がる支援、未来への希望、そして備えへの意識を新たにする。