長瀬智也“寿一”が父の介護を決意!宮藤官九郎による社会派エンタメに絶賛の声殺到『俺の家の話』第1話

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長瀬智也が主演を務め、宮藤官九郎が脚本を担当する金曜ドラマ『俺の家の話』(TBS系・毎週金曜22:00~)の第1話が、1月22日に放送された。介護や跡継ぎ問題などをテーマにした“クドカン流”の物語が展開。インターネット上では「この先が最高に楽しみ」「向き合っていきたい」などのコメントが寄せられた(以下、ネタバレが含まれます)。

本作は長瀬と宮藤がTBS連続ドラマ11年ぶりのタッグを組み、濃すぎる家族が織りなす王道のホームドラマ。長瀬演じるピークを過ぎたプロレスラーが、能楽の人間国宝である父の介護のために現役を引退し、名家の長男として家族と謎の女性介護ヘルパーを巻き込んで介護と遺産相続を巡る激しいバトルを繰り広げていく。

プロレス団体・さんたまプロレスのリングで活躍していたプロレスラーのブリザード寿こと観山寿一(長瀬)は、ある日、父・寿三郎(西田敏行)が危篤だという知らせを受け、病院へと駆けつける。寿三郎は、全国に1万人以上の門弟を持つ二十七世観山流宗家にして、重要無形文化財「能楽」保持者の人間国宝。17歳で家を飛び出した寿一が寿三郎と対面するのは、実に25年ぶりだった。

観山流宗家の長男として生まれた寿一は、子供の頃から父に振り向いてもらいたい一心で能楽の稽古に励んだが、褒められることも叱られることもなく、いつしか親子の会話は消失。唯一、テレビで一緒に見るプロレスだけが寿三郎との共通言語だった。やがて反抗期を迎えた寿一は、特別扱いをされず、努力が正当に評価されるプロレスの世界に入ることになる。

寿限無(桐谷健太)、踊介(永山絢斗)、舞(江口のりこ)
寿限無(桐谷健太)、踊介(永山絢斗)、舞(江口のりこ)

病院で久しぶりに再会した弟の踊介(永山絢斗)と妹の舞(江口のりこ)は、自由奔放に生きてきた寿一に怒り心頭。子供の頃と変わらずに優しく出迎えてくれたのは、寿三郎の芸養子であり、寿一の遊び仲間でもあった寿限無(桐谷健太)だけだった。

寿一は、眠ったままの寿三郎の前で「いまさらだけど継ぐよ、俺。だから褒めてくれよ、親父」と思いを吐露。二十八世観山流宗家を継承すべく、プロレスからの引退を決意する。しかし、プロレスの引退試合を終えた寿一を待っていたのは、父の退院の知らせだった。

寿三郎(西田敏行)、さくら(戸田恵梨香)
寿三郎(西田敏行)、さくら(戸田恵梨香)

寿三郎は、寿一ら家族や弟子たちの前で、余命1年であることや、デイケアサービスで寿三郎の担当ヘルパーだった志田さくら(戸田恵梨香)と結婚し、遺産を彼女に譲ることを報告。舞や踊介から責められても、「飲まない買わない打たないでめっちゃ我慢してきたんだよ。最後の1年、好き勝手ぶちかまし系でいきますんで! シクヨロ!」と言ってのける。さらに寿三郎は、跡継ぎになると宣言した寿一に詰め寄り、家族全員で自身の介護をするように伝えるのだった。

こうして、さくらの指導のもと、寿三郎の介護がスタート。しかし、寿一は初めての父の入浴補助やおむつ交換に戸惑うばかり。さらに、ケアマネージャーの末広(荒川良々)による認知症のテストでは、寿三郎が要介護1の認知症であることが判明する。

ピークを過ぎたプロレスラーの寿一が、一転して父の介護に携わるというストーリーには、ネット上でも関連ワードがトレンド入りするなど、反響が続出。「コメディと思って見始めたらちょっと切なくなったのは、誰もが直面する問題なんだからなんだろうな。 でもポジティブに捉えて向き合っていきたいと思った」「クドカンはやっぱり当代随一の社会派脚本家だと思う。介護、相続、療育、後妻業(笑)、軽やかにエンタメに落とし込んでいく。この先が最高に楽しみです」などのコメントが寄せられた。

また、長瀬を筆頭としたキャスト陣にも称賛の声が殺到。「レスラー体型を作ってきた長瀬くんといい、介護の所作が完璧な恵梨香ちゃんといい、桐谷くんと言い…… 西田さんの老いも……キャストもスゴイ」「永山くんかっこよし、江口さんドンピシャ役」などの声が上がっていた。

次回1月29日放送の第2話では、寿三郎が門弟たちに、寿一が跡を継ぐことを報告。不満の声が続出し、収拾がつかなくなった門弟を前に寿三郎は、1週間後に寿一に高砂を披露させることを約束してしまう。

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