「まつげは全て抜いてある」日本で最も注目を集めるコスプレイヤー・えなこのメイクシーンに迫る

公開: 更新:

12月20日放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系、毎週日曜23:00~)では、漫画・アニメなどのキャラクターに扮するコスプレに注目。日本で最も注目を集めるコスプレイヤーのえなこを特集する。

同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)」での撮影会では、毎回凄まじい数のファンが集まるというえなこ。彼女を囲む巨大な輪は「えなこリング」と呼ばれ、コミケの風物詩にもなっている。

えなこは、多くの人が趣味として楽しむコスプレを職業にした。主な収入は、モデルだけでなく、衣装のデザインから編集までも自分で行う写真集の販売。その売り上げ金額は数千万と公言している。

えなこのコスプレには、キャラクターの生みの親である漫画家も信頼を置く。昨年、「ドラゴンボール」「うる星やつら」「ONE PIECE」など人気漫画から公式に版権許諾を得た異例の写真集も出版。漫画家・桂正和は「どんなコスプレをしても違和感がないのが凄い」と絶賛する。最近では、CMや、歌など活躍の場を広げ、彼女のグラビアが掲載されると雑誌の売り上げが10%も伸びるという。

今回、カメラは写真集制作の舞台裏をつぶさに取材。まず、驚いたのはメイク風景だ。ファンも知らないすっぴんの彼女、まつげは全て抜いてあるのだというが、その理由とは? さらに、撮影では自らカメラマンに構図を細かく指示を出すが、それは撮影段階で写真集のレイアウトが頭の中にあるそうで、妥協を許さないクリエイターとしての姿が明らかになる。

また、取材では、漫画やアニメへの思いの強さも判明。愛読する漫画「BEASTARS」のキャラクターに扮した撮影では、作者の板垣巴留が現場に立ち会うことに。目の前に憧れの漫画家がいるという喜びと緊張の中、撮影を終えたえなこ。板垣からの感謝の言葉に思わず……。

職業としてのコスプレイヤーに前例はない。「私、何者でもないんですよ」と衣装を脱ぎ、あどけない顔ではにかむえなこ。道なき道をゆく26歳の日々を追う。

なお、前週の放送では、カニ料理人の山田達也を特集した。

PICK UP