⾦属でできたクワガタ?唯⼀無⼆の“⾃在置物作家”満田晴穂の超絶技巧を紹介『情熱大陸』

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7月19日放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系、毎週日曜23:00~※この日は23:25~)は、“⾃在置物作家”の満田晴穂に密着。唯⼀無⼆のといわれる満田の超絶技巧に迫る。

⾍、蛇、甲殻類から⿓などの幻獣まで、様々な⽣き物の姿を⾦属で再現する⾦属⼯芸品「⾃在置物」。まるで⽣きているかの様に、「⾃在」に動かすことができる置物だ。

江⼾時代中期、太平の世で職を失った甲冑師によって⽣み出されたと⾔われており、以来、伝統⼯芸として技術の継承を繰り返してきた。

満⽥は、江⼾時代から続く⾃在置物の技術を継承した国内唯⼀の作家。個展を開催すると販売の抽選に100⼈の⾏列ができるほどの⼈気ぶりで、去年4⽉にはロンドンで個展を開催した。

満⽥が作るのは、⼈気の昆⾍のクワガタムシから、その⾒た⽬から敬遠されがちな⾍の代表格・ゲジ(ゲジゲジ)まで分け隔てない。「なんでこれを作ったの?」と妻に突っ込まれるほどのマイナーな昆⾍をも愛する、根っからの⾍好きだ。

そんな彼の持ち味は、徹底した観察眼と緻密な⼿業にある。本物の標本を隅々まで解体し採⼨し、普段は閉じられて⾒ることの出来ないオニヤンマの⼝の中でさえ、⾦属で精密に再現する。本物と⾒紛うほどの作品たちは「たまたま⾦属で⽣まれてきた命」とも評されるほどだ。

明治時代以降、⻑らく海外に作品が渡り、国内では⽇の⽬を浴びなかった⾃在置物。令和に受け継がれた唯⼀無⼆の超絶技巧を紹介する。

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