山中伸弥教授「5年後には絶対終わっている」新型コロナウイルスとの付き合い方を語る『サワコの朝』

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京都大学iPS細胞研究所所長・山中伸弥教授が、6月27日に放送される阿川佐和子のトーク番組『サワコの朝』(MBS・TBS系、毎週土曜7:30~)にリモート出演する。

山中教授は今年3月に、“山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信”サイトを開設。あらゆるメディアで新型コロナウイルスの情報を発信すると、6月には所長を務める京都大学iPS細胞研究所が、新型コロナウイルスの第二波に備え、大阪府と連携協定を締結。大学の検査機械を大阪府に貸与し、感染歴を調べる抗体検査の共同研究を行うなど、人々と社会を“新型コロナ”から守るべく活動に努めている。山中教授は研究者として、このウイルスをどう見ているのかを語る。

そもそも山中教授にとっては専門外である新型コロナウイルス。「大変なことになる可能性があると思った」と、ウイルスの性質が明らかになるにつれ危機感を持ったと言うと、「2月末に一斉休校やイベントの自粛が要請され、(政府の対応の早さが)素晴らしかった。でも、“この1、2週間が山場です”と国民に呼びかけたことに“1、2週間だけ”我慢すれば良いのだという誤解があったと思う」と指摘。これまで発生したウイルスを例に挙げ、「僕は、ウイルスの専門家じゃないけど、恐怖に似たような感覚をものすごく覚えた」と話し、山中教授が抱く新型コロナウイルスへの“2つの危機感”を明かす。

その後、研究所の広報や家族の反対を押し切る形で新型コロナウイルスの脅威を発信。メディアに出ていく中では、安倍総理や専門家会議の副座長を務めた尾身茂さんとも対談した山中教授は、他国に比べ死者数が少なかった要因を“ファクターX”と呼び、その解明の重要性を訴えた。「必ず出口はある。5年後には絶対終わっている」そう語る山中教授の真意とは!? 世界中が翻弄された“新型コロナウイルス”。治療薬とワクチンの課題、そして、山中教授が考える新型コロナウイルスとの付き合い方とは?

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