歴50年!国内外に天ぷらを知らしめた職人・近藤文夫に密着『情熱大陸』

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5月3日放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系、毎週日曜23:00~)は、50年間、天ぷらに向きあっている天ぷら職人の近藤文夫に密着する。

宝石のように輝く薄い衣に包まれた天ぷら。アスパラガスは食べた瞬間、衣に閉じ込められていた旨味と香りが弾ける。10cmの厚さに切られたサツマイモは、丸ごと低温で30分じっくり揚げられ、衣はサクサク、中はほくほくの食感を楽しめる。にんじんは千切りにし、薄く衣をまとわせ、素早く揚げてかき揚げに。サクサク感の中ににんじんの持つ本来の甘みを堪能できる。そんな各々の食材が持つ色・香り・旨味を最大限引き出すのが、巨匠・近藤文夫のやり方だ。

近藤は、日本が誇る和食料理として、国内外に「天ぷら」を知らしめた職人。73歳となった現在も朝5時から市場へ赴き、店の片付けが終わる夜12時前まで働き続けている。休日には契約している農家の元を訪ね、現状を確認、生産者の野菜にかける思いをすくい上げている。

長年の経験で培われた体感で、目は食材が最も美しく見える揚げ色を、耳は油から揚げる最適なタイミングを知らせる僅かな音も捉えて逃さない。「国籍や年齢に関わらず、本物の天ぷらを伝え続けること」を生涯のモットーとしているが、自身の天ぷらはまだ80点だと自身で評価する。満点をつけない理由は一体なぜなのか?

そんな中で起きた「新型コロナ」の感染拡大で、近藤の店も例外なくその波に飲み込まれる。世界中を巻き込んだ荒波に近藤はどう立ち向かうのか――。生涯をかけて追求する「天ぷら」とは? その思いに迫っていく。

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