中川大志、起用理由は“5分間見続けられる顔”!?BS-TBS開局20周年記念ドラマ『左手一本のシュート』主演

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中川大志が、3月14日(土)21時から放送されるBS-TBS開局20周年記念ドラマ『左手一本のシュート』(BS‐TBS)で主演を務めることが決定し、1月25日に都内で行われた記者会見に出席。中川演じる主人公・田中正幸の高校バスケ部顧問役で駿河太郎、中学バスケ部顧問役で石黒賢、母親役で永作博美が出演することも発表された。

原作は、実話をもとにした島沢優子の「左手一本のシュート~夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活」(小学館)。有望なバスケットボール選手として注目されながら、脳出血の後遺症によって右半身麻痺となった正幸が、「再び試合のコートに」という夢に向け、リハビリなどに取り組む姿を描く。

この日までに撮影は4日間行われたといい、中川は「丁寧で、アツい作品になるんじゃないかな」と手応え十分の様子。そんな中川を起用した理由について、東田陽介プロデューサーは「バスケット経験者というのが絶対条件の中、たまたま『オールスター感謝祭』を見ていたら、中川くんが5分間もまばたきをせずにいるのに釘付けになり、男の人の顔を5分もじっと見てられるってすごいなと。調べてみたらバスケ部だったということで、この人しかいないなと思った」と、放送時話題になった「まばたき我慢対決」がオファーの決め手となったと振り返った。

オファーを受けた際の心境について中川は「原作を読んで、ドラマのような話だなと。そこに生きていた人たちが実際にどんな風に感じて、どんな景色を見ていたのか、正幸さんの人生を少しだけ生きてみたいと思った」と回顧。「当事者の方達がこのドラマをどう受け取るかは不安なところでもある。でも一番大事な核の部分がブレないようにして、一生懸命演じるしかないなと思っています」と意気込んだ。

歴史上の人物を除き、実在する人物を演じるのは初めてだといい、「ご本人やリハビリの先生とお話させていただいて、当時の正幸さんのことを教えていただけるのが心強いし、より想像しやすい」。ロケ地として実際の病院も使われており、「同じ場所に立ってやらせてもらっているのがありがたい。いろんなことを吸収させてもらっています」と、これまでとは異なる役作りについて明かした。

とはいえプレッシャーは大きいそうで、「正幸さんは、後輩や同級生から本当に尊敬されている方。一回でいいから一緒にプレイしてみたいと憧れられるようなすごいスター選手で、そのプレイを僕が再現しないといけない」と緊張の面持ち。「去年の12月から練習を初めて、バスケシーンは相当力を入れているので、かっこいいシーンにしたいな」と気合いを入れた。

本格的にバスケに打ち込むのは「中学生以来」という中川は「朝9時とかに集合してめちゃくちゃ走らされて、朝練ですよね(笑)。久々にチームメイトと青春しているし、そういう時間も映像に出てくるんじゃないかな」と語るも、「久々にボールを持って、身体の衰えに落ち込むところから始まりまして」と苦笑い。「体力的な面と、勘を取り戻すということ。左手でシュートを打つっていうのは初めてなので、一生懸命練習を重ねている」と笑顔を見せた。

またモデルである田中氏本人も期待を寄せる“左手でのシュートシーン”については、「実際の映像も残っていまして、何度見ても胸がアツくなる。左手でシュートを決めたのはすごいことだけど、一番僕がグッときたのは、チームメイト達、家族、いろんな人たちの喜ぶ姿。本人よりも周りが喜んでいるというのが、このドラマの大事なところなのかなって」とコメント。

「正幸さんの人柄や、周りとどんな関係があってここまできたのか(が伝わるシーン)。最後のシュートが決まる瞬間に向けて、これからいろんなシーンを撮っていく。同級生や後輩、先生、家族との関係性をしっかりと積み上げていけばアツいシーンができると思っているので、そこは大事にやっていきたい」と誓った。

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