寒風吹き荒ぶ中に佇む3時間待ちの行列ラーメン店の店主・掛神淳に密着『情熱大陸』

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1月5日放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系、毎週日曜23:00~)は、日本一ラーメンの消費量が高いと言われる山形県で連日行列をなすお店「琴平荘(こんぴらそう)」の主人・掛神淳(かけがみあつし/54歳)に密着する。

掛神は元々、祖母が始めた民宿を引き継ぎ旅館経営をしていたが、時代の移り変わりと共に旅館経営が立ち行かなくなり、特に閑散期だった冬の集客のため、11月から3月のみの期間限定でラーメン店を始めた。

ラーメン店で修行はせず、全国のラーメン店を食べ歩き、独自で研究を重ね作り上げた醤油ラーメンは、口コミで瞬く間に広がり多い時では3時間待ちの行列店に。お客さんの要望もあり今では10月から5月の8か月間の営業を行っている。

自家製にこだわり、麺は毎朝6時から作り上げ、メンマは乾燥メンマの状態から1週間かけ仕込んでいる。スープは、地元でとれるトビウオを市場で仕入れ、下ごしらえから天日干し、焼きまで行い、さば煮干(稚魚)などを使用し、常識にとらわれない方法でオリジナルスープを作り上げた。

「麺はもちろんスープも生きている、お客さんに一番美味しいモノを食べてもらう」というこだわりを持つと同時に、「ラーメン好きは浮気性、味を維持し続けるとお客は飽きてしまう、常に進化していくことが重要」と、掛神はいう。

番組では、厳しい冬の山形で集客を試みるという、途方もなく、そして前例のない挑戦を続ける店主の魅力と、究極の1杯を追求し続ける姿を追う。

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