女子ゴルフ界の“スマイリングシンデレラ”渋野日向子、激動の1年間を追う『情熱大陸』

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12月8日放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系、毎週日曜23:00~)は、女子ゴルフ界にすい星のごとく現れたプロゴルファーの渋野日向子(21歳)に密着。その激動の1年間を追う。

日本人として史上初めて、アメリカツアー・メジャー大会の全英オープンを初出場で制した渋野。その優勝で、一夜にして彼女の人生は大変動。トレードマークの笑顔から「スマイリングシンデレラ」というニックネームがつけられ、帰国後はゴルフ界だけでなく日本中を巻き込んだ「しぶこフィーバー」が湧き起こった。

渋野は小学2年生からゴルフを始めると同時にソフトボールも始め、名門・作陽高校に入学。高校2年生の時には団体で高校日本一に輝く。そして高校卒業後の2017年にプロテストを受験するも、結果は不合格。自信を持って臨んだだけにショックは大きかった。そこで現在の師匠でもある青木コーチと出会い、翌年のプロテストには見事合格。プロの仲間入りを果たした。

全英オープンの優勝後は、大会に出場すれば彼女を一目見ようと多くのギャラリーが駆け付ける。そんな状況の中でもデサントレディース東海クラシックでは、8打差を逆転して優勝するなど、その勢いはとどまることを知らない。

しかし、彼女にも少しずつ変化が。「全英オープン以来、パターで手が震えるようになった」と言い、知らず知らずのうちにプレッシャーが彼女を襲うようになったのだ。取材中、「笑顔が少なくなったか?」という問いに対して、「私も人間だから毎日毎日ずっと笑っていられる訳じゃないです」と苦悩も打ち明ける。

プロテストに落ちてから彼女の指導を続けてきた青木コーチは、彼女の強さの秘密は「素直さ」と「継続力」だと言う。プロテストに合格する前から続けているパッティング練習を、どんなに時間が遅くなっても必ずやり遂げてからコースを後にする。その理由は「不安だから」。全英を優勝しても賞金女王争いをしていても引退するまで続けるとコーチと約束したという。

今シーズンは残り3試合。全てで優勝争いをと意気込んで臨んだ大会でまさかの予選敗退。人目もはばからず涙を流し、会見でも「賞金女王にはほど遠い」と弱気のコメントを残した。しかし、次の試合で見事優勝。いよいよ、女王の座も見えてきた。番組では、賞金女王争いをかけた今年最後の戦い、リコージャパンカップに密着。激動の1年を過ごした渋野の素顔に迫る。

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