竹内涼真、1月クールの日曜劇場『テセウスの船』の主演に決定!過去の改変に挑む青年役

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俳優の竹内涼真が、2020年1月スタートの日曜劇場『テセウスの船』(TBS系、毎週日曜21:00~)で主演を務めることがわかった。竹内は、警察官の父親が起こした殺人事件の謎を追う青年・田村心(たむらしん)を演じる。

本作は、週刊漫画誌「モーニング」(講談社)に連載されていた東元俊哉による同名コミックを原作とした本格ミステリードラマ。主人公の心とその母親は、警察官だった父が連続毒殺事件の犯人として逮捕されてからというもの、世間から後ろ指を刺され、身を隠すように生きてきた。大人になった心は、妻から「お父さんを信じてみて」と言われ、拘置所にいる父に会おうと決意。しかし、事件の起きた現場に立ち寄った際に、突然、謎の霧に包まれ過去へタイムスリップしてしまう。

令和から、父が殺人事件を起こす直前の平成元年(1989年)に舞い戻った心。事件現場となる雪深い村で心が目にしたのは、自分の家族の温かく笑顔あふれる姿だった。31年前の父の犯行を阻止し、事件によって失われた家族の笑顔を取り戻すため、心は「過去を変える」というタブーに挑む。

タイトルにもなっている「テセウスの船」とは、ギリシャ神話をモチーフとしたパラドックス(逆説)のこと。英雄・テセウスの船を後世に残すために、朽ちた船の部品を次々と新しい物に交換していったときに、「この船は、同じ船と言えるのか?」という矛盾を問題提起するエピソードとして知られている。ドラマでは、「テセウスの船」同様に、過去を変えたとしても、未来の家族は同じ家族なのかという疑問を投げかける。

本作で心を演じる竹内は、原作のコミックについて、「読み始めてすぐにそのストーリーにぐっと引き込まれ、最後まで一気に読めてしまったのが印象的でした。ミステリーやタイムスリップといった要素もありますが、そこに家族の愛の物語も織り込まれ、今までに読んだことのない非常に面白い作品です」と絶賛。

また、自身の演じる心という役については、「僕がこのドラマで演じるのは“殺人犯の息子”です。31年前の殺人事件で父親が逮捕され、顔も見たことがない父親のせいで長年苦しい思いをしてきた青年です。重い役柄ではあると思いますが、それ以上に日曜劇場の主演ということで、このような大役を演じさせていただけることを今はすごく幸せに思っています」と意気込みを語った。

これまで『下町ロケット』や『陸王』、『ブラックペアン』など、数多くの日曜劇場作品に参加してきた竹内だが、TBSの連続ドラマで主演を務めるのは今回が初。最後は、「絶対に良い作品を視聴者の皆さんにお届けできるよう、キャストの皆さん、スタッフの皆さんとともに来年1月の放送に向けて精一杯頑張っていこうと思います。放送まで、ぜひ楽しみに待っていてください」と力強く締めくくった。

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