ラグビー日本代表キャプテンのリーチ・マイケル「日本人のメンタルの強さ、ラグビーの強さを証明したい」

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9月22日放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系、毎週日曜23:00~)では、ラグビー日本代表 キャプテンのリーチ・マイケルに密着する。

「神に誓うな、己に誓え」この言葉は、リーチのラグビー人生の中で培われた座右の銘だ。

30歳のリーチは、ニュージーランドの誇りと日本の美徳の両方を併せ持つアスリート。2015年秋にイングランドで開催されたラグビーW杯、リーチ率いる日本代表チームは予選リーグ初戦で終了間際に逆転トライを決め、優勝候補の南アフリカ代表に歴史的勝利を収めた。

世間はこの番狂わせに興奮。リーチは選手全員が色んなことを犠牲にし、4年間ハードなトレーニングをしてきた結果だと言う。チームは3勝1敗という過去最高の成績を残したが、1次リーグ突破はできなかった。

そして、今年アジア初開催となるW杯日本大会が9月20日に開幕。4年前の善戦を受けて期待が高まる中、リーチはキャプテンとして新たな目標を立て、「前大会よりも上の成績のベスト8、またはそれ以上を目指す。そのために必要なことの一つは、最強のキャプテンになる事だ」と言い切った。

初めてラグビーボールに触れたのは5歳の時、カミナリに打たれたような衝撃が走ったと言う。以来、楕円球一色の人生を送ってきたリーチ。15歳で来日し、北海道・札幌山の手高校に留学。日本の選手のラグビーの上手さ、懸命にできるまでひたすらに練習する、適当にしない日本人の勤勉さに驚いた。以来、日本で生活を送りながら、謙虚さや相手を敬う日本人の姿勢を学んだという。

リーチは2013年日本国籍を取得。海外出身者が増えたチームの一体感を高めるため、リーチは強化合宿のミーティングでも日本代表として戦う意義と覚悟を伝えてきた。「僕は日本で成長させてもらった。ラグビーも日本で上手くなった。留学して15年、人生の半分を過ごした日本でW杯に出られるのは特別なこと。日本人のメンタルの強さ、ラグビーの強さを証明することで恩返しがしたい」と語るリーチ。

日本を代表する選手として迎える3度目のW杯、勝利と伝えたい思いを胸にピッチに立つキャプテン・リーチの姿に迫る。

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