闇の中の究極の美を追う“暗闇の魔術師”…カメラマン・竹本宗一郎に密着

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8月25日放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系、毎週日曜23:00~)では、闇の中の究極の美を映し出し、“暗闇の魔術師”と呼ばれるカメラマンの竹本宗一郎に密着する。

「暗がりばかりを撮影していたら、いつしかそう呼ばれるようになった」と、自ら“ナイトネイチャーカメラマン”と名乗る竹本は、日本で唯一、闇に特化した少し不思議なムービーカメラマン。闇に同化するため、黒の服しか着ないこの男が捉えた映像は、見た人の心を一瞬にして鷲掴みにし、遠い別世界へと誘なってしまう強力な力を持つ。

その理由は、肉眼で見ることが出来ない、地球上の“もう一つの世界”がそこにあるから。竹本は、これまで氷河の上を刻々と変化する流星群、ハワイ島のマグマと天の川の共演、南米の離島では大量の発光微生物とシンクロナイズドスイマーが織りなす神秘的な光のスペクタクルなど、世界をフィールドにし、人知れず存在する“闇の中の美”をモノにしてきた。

それを可能にしているのは、日進月歩の進化を遂げる超高感度カメラ。微細な星の光をキャッチし最大限に増感させ、漆黒のジャングルの闇を真昼間にしてしまう。しかし、その性能を生かしきり、タイムラプスと合わせた“夜の芸術”は竹本にしか表現できないものだ。

そんな竹本が長梅雨の日本を脱出し、ニュージーランドへ。自らのキャリアの集大成と豪語し狙うのは、鍾乳洞の闇で光る南半球にしか生息しない“土ボタルの群生”。今回、洞窟の漆黒、そして気まぐれで残酷な天候の変化に翻弄されながらも果敢に“闇へと挑む”男の姿を追う。

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