橋幸夫、“ラスボス”として大泉洋の前に登場!西郷輝彦との共演にも期待『ノーサイド・ゲーム』

公開:

橋幸夫が、8月18日に放送される大泉洋主演の日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』(TBS系、毎週日曜21:00~)の第6話に出演することがわかった。橋は、日本ラグビー界のトップ、日本蹴球協会会長・富永重信役として登場。大泉演じる君嶋の前に大きな壁となって立ちふさがる。

本作は池井戸潤の同名小説を原作に、ヒットメーカーの伊與田英徳プロデューサーと福澤克雄監督が映像化を手がけるサラリーマンドラマ。大手自動車メーカー「トキワ自動車」の中堅サラリーマン・君嶋は、出世レースの先頭に立ち、幹部候補とまで言われていたが、上司が主導する企業買収に異を唱えた結果、本社から府中工場に飛ばされてしまう。総務部長として工場に赴いた君嶋だったが、さらなる厄介事が発生。かつては強豪だったが、現在は成績不振にあえぐトキワ自動車のラグビーチーム「アストロズ」のGMを兼務するように命じられてしまう。ラグビーの知識も経験もない君嶋が、チーム再建に取り組む姿を描く。

第6話では、経営戦略室で鍛えた経営理論や素人ならではの着想で「アストロズ」やラグビー界に新風を吹かせてきた君嶋の前に、最大の敵、日本蹴球協会の会長・富永が現れる。ラグビー界の閉塞的な体質を生み出した張本人でもある富永は、ラグビーがプロスポーツではなくアマチュアであることを神聖視し、収益性を求めることを悪とする考えの持ち主。「アストロズ」を経営的な面でも立て直している君嶋とは対極に位置し、まさにラグビー界のラスボスとも言える存在だ。

今回、そんな富永を、2002年の『水戸黄門』第30部以来、17年ぶりのTBSドラマ出演となる橋が担当。トキワ自動車社長・島本博役で出演中の西郷輝彦とともに“御三家”として一世を風靡した往年のスターが、ラグビー界の頂点に君臨する富永をどう演じるのかに注目が集まる。

橋は、今回演じる富永という役について、「君嶋とは考え方が真っ向から違う人物です。年齢的にも昔の考え方を持った人物がプラチナリーグのトップに立っている。悪役とまではいきませんが、“ニヒルでいいから、方針が違うということを上から目線でやって欲しい”と監督からリクエストされました。できているかどうかはドラマをご覧になって確認してください(笑)。富永のような嫌われそうな役を演じるのは初めてですが、楽しめそうです」とコメント。

主演の大泉に対しては、「出演されているドラマや映画をいくつか観たことがありますが、人間性を感じる演技をされていますね。どんな役でも素晴らしく演じていらっしゃると思います」と褒め称え、また、旧知の仲でもあり、御三家として夢の共演が待ち望まれる西郷については、「いい社長さんを演じていますよね。彼の身体のことを案じていたんですが、元気そうで安心しました。もっともっと元気になって大社長を演じてください! 彼とは御三家時代からの仲間ですから、同じシーンで共演できたらこれまで積み上げてきた関係性が画面からにじみ出て面白いと思います。そんなシーンがあるといいですね(笑)」と期待を寄せた。

そして、今回の橋の出演を受けて、西郷もコメントを発表。「日本蹴球協会長とトキワ自動車社長。共演シーンがあるか微妙ですが、ロケ先でぱったりなんてことはありそうですね。ようこそアストロズワールドへ!」と橋へメッセージを送った。

<第6話(8月18日放送)のあらすじ>
サイクロンズ戦には敗れたもののプラチナリーグを2位という好成績で終えたアストロズ。選手たちが喜ぶ中、君嶋GM(大泉)は渋い顔。優勝という目標を達成できなかったうえに収支もほぼ改善していない。来年度予算を承認してもらうため君嶋は役員会議に臨むが、全社的な予算圧縮を目論む滝川常務(上川隆也)から全否定されてしまう。島本社長(西郷)のとりなしで辛くも予算は承認されたが、アストロズを取り巻く環境は厳しいままだった。

数日後、脇坂(石川禅)に呼び出された君嶋は経営戦略室に戻ってくるよう勧誘される。脇坂は滝川常務と同期で、増大する滝川の勢いを削ぐために君嶋を手元に置きたい。GMとして自信を失っている君嶋はこの誘いに揺れる。

自らの身の振り方に迷う君嶋だが、GMとしてできることをやろうと決める。やはりラグビー界全体が変わらない限り各チームの収支は改善しない。君嶋は昨年同様GM会議の席上で改革案を提案。すると、その席に日本蹴球協会会長・富永(橋)が現れ……。

PICK UP