「令和」の考案者!?万葉集の研究者・中西進、原点にある戦争体験を語る『情熱大陸』

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8月18日放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系、毎週日曜23:00~)では、新元号「令和」の考案者と目され、日本中の注目を浴びる国文学者・中西進に密着する。

ここ3か月間、1日も休まず西へ東へと飛び回っていたという中西。「休みたい気持ちもあるが、人と話すのが好き。好奇心のおもむくまま引き受けている」とはにかみ、行く先々で熱く思いを語り、時には冗談を言って場を和ませる。89歳とは思えないバイタリティだ。

中西は日本を代表する万葉集の研究者で、その著書は100冊を超える。万葉集は読むたびに発見があり、それが面白くてたまらないと、研究を続けてきたという。歌の解釈は独特で、それは膨大な知識から生まれたもの。中西の自宅の庭には図書館のような書庫もあり、古今東西の文献が並ぶ。

89歳の今なお探求心を失わないその原動力は、「わからないこと」だと言う中西。「わからないっていうことは、結論じゃなくてスタートラインに立っているということですからね」と打ち明ける。

この夏、90歳になる中西は、少年時代のことを思い出そうとしているという。戦時中、軍需工場に動員され、爆弾の部品を作っていた日々。空襲の被害で工場一帯は焼け野原に。そこで目にした凄惨な光景、脳裏に焼き付いた戦争の記憶は、自身の生き方の原点だと話す。令和最初の夏に、中西が伝えたいメッセージとは……?

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