能登に魅せられた青い瞳の民宿主人に密着!究極の発酵食で行う極上のおもてなしとは?『情熱大陸』

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8月11日放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系、毎週日曜23:00~)では、石川県・能登に魅せられた青い瞳の民宿主人・ベンジャミン・フラット(53歳)に密着する。

日本人より日本を愛している男として、能登で知られているのが、ベンジャミンこと通称ベン。石川県能登半島の先に位置する能登町、日本海を一望できる小高い丘の上で1日4組限定の民宿「ふらっと」を経営しているオーストラリア人だ。「能登の本物の味を知ってもらいたい」、そんな思いから、能登の食材、能登の食文化にこだわり、能登らしさを追求している。

民宿のシェフとして料理を作るベンが、一番大切にしているのが食材。地元市場での地魚の仕入れから、自家菜園での野菜やハーブ作り、山菜や果物に至るまで、地産地消を徹底している。

そして極めつきは「いしり」。イカの内臓と塩だけを長期間発酵させることで作られるこの魚醤は、能登町でしか作られていない希少な天然発酵調味料。ベンはこの「いしり」も手作りし、3年間発酵させたものしか使わないこだわりようだ。

そんなベンを支えているのが、能登生まれ、能登育ちの妻・船下智香子。先人達の知恵を活かし、能登特有の食文化を独自のやり方で守ってきた2人は、文字通り二人三脚で民宿を続けて来た。

そんな彼らにとって最も大事な行事が、夏に行われる祭り。この日の客に振る舞う料理「ひねずし」は、魚を塩と米飯で乳酸発酵させた“なれずし”の一種で、寿司の原型とも言われている、能登町ならではの伝統食。塩漬けにした大量のアジを、米と一緒に漬け込み、夏まで発酵させるため、蓋をあけるその日まで、出来上がりがわからない。

世界からも注目を集める能登特有の発酵文化を受け継ぎ、独自の方法で客をもてなすベン。彼が作り出すオリジナル料理「能登イタリアン」に迫っていく。

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