中村倫也『凪のお暇』舞台挨拶で黒木華&高橋一生の配慮に気づけず「僕はやっぱり空気が読めない…」

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7月19日からスタートする金曜ドラマ『凪のお暇』(TBS系、毎週金曜22:00~※初回は15分拡大SP)の特別披露試写会&舞台挨拶が都内で行われ、黒木華高橋一生中村倫也、宣伝大使のIKKOが登壇した。

月刊誌 「Elegance イブ」(秋田書店) で連載中の同名漫画を原作に、他人の目を気にしすぎる28歳のOL・大島凪(黒木)が、会社、彼氏、部屋、SNSなど、ありとあらゆるものを捨て、人生をイチからやり直す様を描く人生リセットストーリー。凪の元カレ・我聞慎二を高橋、凪のアパートに住む謎の隣人・安良城ゴンを中村が演じる。

高橋は、ブラックな一面を持つ自身の慎二役について「慎二が登場する時はサイコな感じですよね」とポツリ。中村も、第一話の感想を聞かれ「凪が放っておけない存在だということと、慎二やべぇってこと。オンエアしたら“#慎二やべぇ”が流行るんじゃないか」と笑顔を見せ、「慎二が登場する時のテーマが絶対できると思ったら、まんまとできていましたね。サイコスリラーみたい」と話すと、高橋も「音楽っていうか“キーーン”って。そこだけ世界観が違う」と笑った。

黒木は、撮影時のエピソードとして「(パーマヘアが)湿気でへたってきちゃう。あと、私は異常に髪が伸びるのが早いので、(場面が)繋がってないかも」と恐縮。そんな黒木を、中村は「いいんだよ、そんなの気にしなくて」とフォロー。今作で事実上の初共演となる高橋を「兄貴」と称し、「もうちょっと寡黙な方だと思ったら、すごくフランクで現場の空気を循環させてくれる」と語った。

ここで、ドラマのカギとなる“空気を読む”にちなみ、3人の中で“一番空気を読まないのは誰か”を指さすことに。自身を含め3票を集めたのは中村で、高橋は「倫也くん、自分でおっしゃっていたんで。僕、すごく喋っちゃうんです。こうやってどんどんみんなが離れていくって」と暴露。だが中村は「最初は話してくれるんですけど、だんだん……。でも、そんな反応も好きなんです」と、KYキャラを楽しんでいる様子だった。

また黒木は、現場の空気について「お2人がまとう雰囲気が似ている」とコメント。すると中村も「お2人も似ている。さっきから、ここにバミリ(立ち位置の目印)があるのに、後ろにどんどん離れていく」と笑うも、黒木と高橋は、3人の顔が見えるように立ち位置をずらしていたとのこと。中村は「僕はやっぱり空気が読めてないんだ」と嘆き、会場を笑わせた。

現場での失敗談について聞かれた中村は「遊んでいるモノマネがスベっているくらいですかね」と自虐を。高橋が「全然スベってないよ」とフォローするも、中村は「僕が振られてもないのにやって、似てないんですよ。で、一生さんがやるとめちゃくちゃ似てるんですよ」とも。そんな中村は「寝起きのハムスター」のモノマネを披露することとなり、絶妙な表情でそれを再現。これにはキャスト、会場も手を叩いて大爆笑で、中村も「あははは」と満足気だった。

一方の高橋は、凪にヒドイセリフを放つ場面のリハーサルに女性スタッフが多かったと明かし、「思いっきり、引いていく音が聞こえた。役でやっているけど、思ったよりショックだった」と回顧。だが、そんなブラックな役柄を楽しんで演じているといい、会場の女性たちに対して「引いてるんだとしたら、のぞむところだよって話。どんどん闇の部分が出てくるので、どんどん引かれていこうと思う」と意気込んだ。

なお舞台挨拶には宣伝大使のIKKOも登場。キャスト、会場そろって「どんだけ~!」の口調で「おいとま~!」と、唱和する場面もあった。

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