大泉洋演じる君嶋の長男役に市川右近くん!「歌舞伎じゃない自分を見て」

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歌舞伎俳優・市川右團次の長男・市川右近くんが、7月7日スタートの日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』(TBS系、毎週日曜21:00~)で、主演の大泉洋演じる君嶋隼人の長男・博人役で出演することがわかった。

同ドラマは池井戸潤の同名小説が原作。ヒットメーカーの伊與田英徳プロデューサーと福澤克雄監督が映像化を手がける。大泉が演じる大手自動車メーカー「トキワ自動車」の中堅サラリーマン・君嶋隼人は、出世レースの先頭に立ち、幹部候補とまで言われていたが、上司が主導する企業買収に異を唱えた結果、本社から府中工場に飛ばされてしまう。総務部長として工場に赴いた君嶋だったが、さらなる厄介事が発生。かつては強豪だったが、現在は成績不振にあえぐトキワ自動車のラグビーチーム「アストロズ」のゼネラルマネージャーを兼務するように命じられてしまう。ラグビーの知識も経験もない君嶋が、チーム再建に取り組む姿を描く。

6歳で歌舞伎の初舞台を踏んだ右近くんは、今回オーディションを勝ち抜きドラマデビューを果たす。先日、君嶋家の撮影が行われ、父・隼人、母・真希(松たか子)、長男・博人、次男・尚人(盛永晶月)が顔合わせ以来初めて勢揃いした。終始和やかな雰囲気で撮影は進み、感情をあらわにするシーンの撮影では涙を流す演技も披露。次代の歌舞伎界を担う右近くんの新鮮な演技は必見だ。なお、右團次も2017年放送の日曜劇場『陸王』に出演。親子2代にわたって日曜劇場の出演となる。

右近くんと父・右團次からのコメントを以下に、紹介する。

<市川右近くんのコメント>
歌舞伎とドラマでは作り方が違います。お客さんもいませんし順番に撮影していくわけではないので、順序を組み立てるのが難しいです。大泉洋さんのお父さんは真剣なときもあったけど面白かったです。歌舞伎じゃない自分を見てほしいです。

<父・市川右團次のコメント>
こういうお芝居をさせていただくのは初めての経験ですが、感情を作ることからスタートするという意味では歌舞伎もドラマも芯は同じです。「気持ちを作って演じる」ということを積み重ねられることは歌舞伎にも必ず役立ちます。今回は非常に貴重な体験をさせていただいております。感情の作り方、心の作り方、いろんな方向に気持ちを持っていくことを勉強してがんばってくれると思います。

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