筒井道隆「福山雅治は頼りがいのあるアニキ!」別所哲也と『集団左遷!!』に参戦

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別所哲也が、6月2日に放送される福山雅治主演ドラマ『集団左遷!!』(TBS系、毎週日曜21:00~)第7話から参戦。さらに、筒井道隆のゲスト出演が決定した。

本作は、江波戸哲夫の小説「新装版 銀行支店長」と「集団左遷」を原作に、『ROOKIES』や『南極大陸』などのいずみ吉紘が脚本を手がける“下克上エンターテインメント”。50歳を目前にして廃店が決まっている三友銀行蒲田支店の支店長となった片岡(福山)と、左遷された銀行員たちが協力しながら大逆転に挑む姿を描く。

第6話(5月26日放送)では、最後まで奇跡の粘りを見せたものの、片岡は銀行員としてのプライドを守り1億円の融資を撤回。100億円のノルマにあと一歩及ばず蒲田支店の廃店が決定してしまった。しかし、片岡の頑張りでリストラだけは回避され、日本橋支店の副支店長として異動することとなった真山徹(香川照之)をはじめ、滝川晃司(神木隆之介)、木田美恵子(中村アン)ら部下たちは無事、銀行員としてそれぞれ新たな配属先へ胸を張って旅立っていった。

そして、第7話から物語は第2章へ突入。本部の融資部へ呼び戻された片岡は新たな試練に見舞われる。蒲田支店を犠牲にして専務に出世した因縁の敵・横山輝生(三上博史)と片岡とのバトルの行方は? はたして片岡は再び頑張ることができるのか……。

今回出演が発表された別所は、片岡の上司である融資担当常務・隅田優役で登場。別所の日曜劇場への出演は、『逃亡者 RUNAWAY』(2004年)以来15年ぶり、TBSの連続ドラマには『ステップファザー・ステップ』(2012年)以来7年ぶりとなる。隅田は、新しい部署で新たな壁に挑戦する片岡を見守る上司であり、今後の物語を大きく動かすキーマンとなる存在。

そして筒井は、第7話のストーリーの鍵を握る重要人物の一人である、マルハシホールディングスの副社長・丸橋太郎役で登場。筒井の日曜劇場出演は、連続ドラマとしての日曜劇場がスタートした記念すべき1作目(『丘の上の向日葵』1993年)以来26年ぶり。

別所と筒井は、共に福山とは初共演とあって、どんな化学反応を見せるのか注目が集まる。放送を前に別所と筒井からコメントが到着。以下に紹介する。

<別所哲也コメント>
私が演じる隅田は、銀行という組織にいながらも派閥に入らず、徒党を組まずにいる人物です。しかし、同時に組織の論理みたいなものもきっと理解していて、その中で苦悩しながらどっちを向いて仕事をしていいのかという方向感の中で、福山さんが演じる片岡と出会って、変化していくんだろうと思います。片岡のような心の火を絶やさずにいる男と出会い、自分の中に閉じ込めていた情熱に光が当たる、そういった部分を心の重心を低くして演じたいですね。独特な世界観を持っている三上さん演じる横山、ミュージカルの先輩でもある市村さんの存在感もすごいですし、出演の皆さんの個性が光っていて、その中でも福山さんと香川さんの“バディ感”がすごく伝わりますし、個人的にはそこへ入っていける“三銃士”になっていければいいなと思います。福山さんとは今回が初共演なのですが、現場ではとても気遣ってくれていて、色々なことを聞いてくれて、本当に素敵な方だなと思います。このドラマは、勧善懲悪というよりかは、皆が抱えている正義をぶつけ合っている熱いドラマです。私の父、そして祖父も銀行員でしたから、片岡のポジションと同じ融資部にいたときの父の姿もよく見ていましたし、片岡が、銀行って本当は何のためにあるのか? と問いかけるシーンがあるのですが、そのにじみ出る苦悩であったり、誰もが共感できる心にもう一度火をつける瞬間があると思うので、そこが見ていただきたいポイントですね。

<筒井道隆コメント>
日曜劇場に出演させていただくのは26年ぶりになります。 実は、僕の人生で自慢の一つでもあるのですが、TBSの日曜劇場枠(※当時は東芝日曜劇場)の単発ドラマとしての最後の年の作品『除雪車より愛をこめて』(1993年)と、同じ年に連続ドラマ枠になった1作目の作品『丘の上の向日葵』(山田太一原作・脚本)に出演させていただいています。それもあって非常に縁を感じております。 久しぶりに日曜劇場の現場に帰ってきて、改めて当時を振り返ると、演出家含めスタッフに職人気質の人が多くて怖かったという記憶があります。現場は独特な雰囲気で緊迫していて、とてもNGを出せる空気ではなかったです(笑)。それに比べると、今の現場は楽しかったし、もっと皆さんと仲良くなりたかったです(笑)。福山さんとは初めての共演でしたが、すごく頼りがいのある“アニキ”という感じでした。僕は長男なんですが、ずっと兄が欲しかったので、福山さんのようなお兄ちゃんがいてくれたらいいなと思いました。今回、そんな日曜劇場『集団左遷!!』に出演する機会を与えていただいて、感慨深いものがありますし、ありがたいです。“ふるさと”に帰ってきたという感じです。視聴者の皆様にどのように伝えられるか、楽しみです。

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