俳優の要潤と柄本明が、5月31日に放送される金曜ドラマ『インハンド』（TBS系、毎週金曜22:00～）の第8話にゲスト出演することがわかった。要は、山下智久演じる天才科学者・紐倉哲をライバル視する紐倉と同期の科学者・遠藤匡晃を、柄本は物語のカギを握る大企業の会長・園川務を演じる。

本作は、隔週発行の漫画誌「イブニング」（講談社）に連載中の朱戸アオによる同名コミックを原作としたサイエンスミステリー。右手はロボットハンドの義手、性格は人嫌いでドSという天才科学者の紐倉を中心に、濱田岳演じるお人好しの助手・高家春馬と菜々緒演じる美人官僚・牧野巴の凸凹トリオが様々な事件を解決していく。

第8話では、「遺伝子」をテーマとしたストーリーが展開。ある巨大企業の後継者が自殺した裏には“鬼の血”と呼ばれる呪われた伝説があるとされ、紐倉たちはその伝説の謎に迫っていく。

柄本が演じる園川は、その巨大企業の会長で、物語のカギを握る重要人物。威厳ある会長という役どころを柄本が重厚感たっぷりに演じている。

そして、要が演じる遠藤は、首に巻いたスカーフがトレードマークで、大学の同期である紐倉をライバル視しているちょっと面倒な男。紐倉は事件を捜査していく中で、偶然にも同じ事件を調べていた遠藤と再会。相変わらず対抗心むき出しの遠藤は、何かにつけ紐倉に絡んでくる。

本作への出演について要は、「『インハンド』は今までにない形で事件を分析、解決していくところが魅力的な作品だと思っていたので、出演させていただけてうれしく思っています」とコメント。コメディリリーフとして登場する遠藤という役については、「頭がキレるかっこいい紐倉とは対照的に、ちょっと滑稽に見えるくらい紐倉に対してのライバル心は強めに出しています。遠藤の目線で見たら、なんでも飄々と完璧にこなしていく紐倉はムカつくんですよ（笑）。もちろん嫉妬ですけどね。だからこそライバル心を強めに出すことで、遠藤のキャラクターが際立っていくのかなと思って演じています」と演技プランを明かした。

要は本作で山下と初共演。その感想を聞かれると、「クールな印象がありましたが、現場でみんなで笑いあっている時に密かにクスっと笑っている姿を見て、ギャップが可愛いなと思いました（笑）。今回は紐倉にかわされる役だったので、またいつか別の役柄でもがっつりご一緒してみたいです」と語った。

また、クライマックス間近となる今回のストーリーについては「8話で描かれるのは、人の感情が絡まった事件。笑いもありつつ、最後は心にジーンとくるものがあると思います」と説明。「終盤に向けて少しずつ遠藤の人間らしさも表現しているので、そこも楽しみにご覧ください」とアピールした。