堤幸彦監督、TBS退社の宇垣アナいじる「おめでとうございますと言っていいのか…」

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『SPEC サーガ』完結篇『SICK’S 覇乃抄』(動画配信サービス「パラビ」にて3月22日深夜配信)の完成披露試写会が都内で行われ、主演の木村文乃ほか、松田翔太竜雷太山口紗弥加佐野史郎堤幸彦監督、植田博樹プロデューサーが登壇した。

TBSドラマ『ケイゾク』『SPEC』から端を発した『SPEC サーガ』の完結篇として制作されている『SICK’S』は、木村演じる御厨静琉が自らのSPECの存在に疑問を抱きつつ、SPECホルダーを巡る国家や権力者、宗教団体などの対立に巻き込まれつつも、その疑問と向き合っていくという物語。本作の序章にあたる「恕乃抄」も本作の配信を記念して3月18日から22日まで地上波で放送される。松田はSPECを巡る事件に巻き込まれ警視庁公安部を自己都合で退職した高座宏世を、竜は御厨と高座のコンビを見守る野々村光次郎役を演じる。

「覇乃抄」は御厨静琉と松田演じる高座宏世の2人のコンビとしての成長、成熟が見どころの一つとなっているが、木村は松田と顔を見合わせ、「今回は2人のタッグ感が強まった気がする」と手応えを口にする。一方、堤監督はこの日の司会を務めていた宇垣美里TBSアナウンサーを見て興味津々。宇垣アナは3月一杯でTBSを退社することを発表したばかり。「SPEC サーガ」で度々登場するフルーツ医者の1人で本ドラマにも出演していることから、途中から白衣を着て舞台あいさつに加わったが、「おめでとうございますと言っていいのかどうか……」と堤監督がいきなり退社に言及。

宇垣アナは「新たな旅立ちです」と照れ笑いでこれに返答。そもそも堤監督自身が、朝のニュースでの宇垣アナを見たことがきっかけで出演することになったというが、堤監督は「続編があっても出てもらいますから」と改めてオファー。さらに植田プロデューサーに「TBS的にはいいんですかね」と問いかけると、植田プロデューサーは困り顔でもごもご。宇垣アナが「円満退社なので」と慌ててフォローを入れて会場を笑わせた。

終盤、今回の物語で御厨らトクムと対立する宗教団体「インナープラネッツ」の副貫主・大島優一役の佐野、貫主・邑瀬帝法役の山口も客席からドラマ中の「水金地火木土天海海~~ ‼」というセリフを唱えながら登場。堤監督は「集大成を超える集大成という感じ。いろんなことが重なり合った物語です」と嬉しそうに本作をアピールしていた。

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