木村拓哉が、3月9日放送の『人生最高レストラン』（TBS系、毎週土曜23:30～）に出演。撮影で訪れた北海道・根室の絶品メニューについて語る中で、「BISTRO SMAP」に言及する一幕があった。

徳井義実（チュートリアル）と宇賀神メグTBSアナウンサーがMCを務める同番組は、料理の代わりにゲストの「人生で一番おいしかったものの話」をいただくグルメトークバラエティ。今回の“常連客”は、ピエール瀧と高橋みなみ。

番組冒頭、「おいしかったものって聞いて、まずどういったものが浮かびますか？」という徳井からの質問に、木村は、「レストランとか、食事処っていうよりかは、どちらかっていうと“現場”」と回答。過酷な撮影現場で食べたメニューが強く印象に残っているという。

そんな木村がまず紹介したのは、2011年に放送された主演ドラマ『南極大陸』で訪れた北海道・根室の「しげちゃんラーメン」というラーメン屋。最大マイナス17℃にもなる極寒の地での撮影の合間、昭和基地のオープンセットのあったフレシマ湿原から自身で車を運転し、この店の「辛みそラーメン」を食べに通っていたのだとか。

続いて登場したのは、同じ根室にある洋食店「あんくる＆チボリ」。撮影当時、木村のマネージャーやスタッフの間で、「木村にはこれを与えておけば間違いない」と言われている一品を出す店で、そのメニューこそ、木村が「概念が変わりました」と豪語する「ミートソース」だった。

一般的にミートソースはひき肉を使うが、ここの「ビーフシチュー仕立てのミートソース」は一口大の肉のかたまりを使用。このメニューを食べて感動した木村は「絶対に味を覚えて帰ろう」と思ったそうで、「後日、収録のあった『BISTRO SMAP』でパクりました」と告白した。

さらに、木村とこの店の“縁”は他にもあり、木村が食事を終えて帰ろうとすると、レジ付近に「BISTRO SMAP」のレシピ本を発見。木村がシェフの遠藤さんに「なんでこんなの持っているの？」と尋ねると、「就職するか、家の洋食屋を継ぐかってなっていたときに、「BISTRO SMAP」を見て、俺、シェフになろうって」と言われたことを明かした。

「BISTRO SMAP」は、かつて放送されていたバラエティ番組『SMAP×SMAP』（フジテレビ系）の中でも特に人気のあった料理対決のコーナー。シェフの遠藤さんは、「今もこうやって料理を続けられているのは、影響を受けているおかげかなとは思います」と、同コーナーと木村への感謝を語った。また、スタジオで遠藤さんのインタビューVTRを見ていた木村は、「シェフが言われることを言われてますよね」という徳井からの指摘に、「調理師免許持ってないですよ」と返して笑いを誘っていた。

番組ではこの他、東日本大震災時の根室でのエピソードや、時代劇の撮影で訪れた京都の寿司屋や太秦撮影所の食堂の話、そして、“人生最高の一品”だという根室で食べた「シカのレバー丼」の話題などで盛り上がった。