浅野忠信の長男・佐藤緋美『グッドワイフ』でドラマデビュー「目標は自分自身」

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浅野忠信の長男・佐藤緋美(さとう・ひみ)が、2月3日に放送される日曜劇場『グッドワイフ』(TBS系、毎週日曜21:00~)の第4話でドラマデビューする。佐藤が演じるのは、常盤貴子演じる杏子に大きな影響を及ぼす高校生の荻原翔平。また、翔平の母親・荻原奈津子役として実力派女優の須藤理彩、翔平と同じ野球部員の中村明宏役で漫才コンビ・まえだまえだ前田旺志郎、マンションの管理人役でお笑い芸人・平井“ファラオ”光の出演も発表された。

本作は、リドリー・スコットが製作総指揮を務め、2009年から7年間アメリカで放送された『The Good Wife』を原作としたリーガルドラマ。結婚後16年間、専業主婦として家庭を守ってきた元弁護士の杏子だったが、東京地検特捜部長の夫・壮一郎(唐沢寿明)の汚職疑惑と女性スキャンダルの発覚をきっかけに、弁護士に復職することを決意する。

昨年、初舞台にして初主演という大役に大抜擢され、俳優デビューを果たした佐藤。今度は、2年前に『A LIFE~愛しき人~』で父の浅野が怪演を見せた日曜劇場の枠で、ドラマデビューを果たす。

今回、佐藤が演じる翔平は、かつて杏子が暮らしていた家の近所に住んでいて、翔平の母・奈津子は杏子と大親友と言えるほど仲がいいという間柄。翔平自身も杏子には気軽に相談できる関係だったが、壮一郎の事件以降は奈津子のほうから連絡を絶っていた。そんなある日、翔平は近所のマンションの屋上で隠れて喫煙していたところを管理人に見つかってしまう。自身の所属する野球部が大会に出られなくなることを恐れた翔平は、杏子を頼って神山多田法律事務所を訪問。杏子に諭され、親である奈津子に説明するため、二人で翔平の自宅に行くが、そこへ警察がやってきて翔平を連行してしまう。警察から、ある傷害致死事件の重要参考人だと言われた翔平は、身に覚えがないと否認。しかし、指紋や目撃証言など次々と有罪となるべき証拠が出てきて……。

今回、杏子に大きな影響を及ぼすという重要な役でドラマデビューを果たした佐藤。撮影現場は相当緊張したそうで、「舞台とはまったく違うし、人見知りな性格なので緊張しましたが、無事に撮影を終えることができてよかったです。あっという間でしたが、楽しくてとてもいい経験になりました」と胸をなでおろした。

今回の翔平という役については、「自分も実際に野球をやっていたので、その時を思い出して演じました。翔平との共通点はあまり無かったけど、ないからこそ、役者としてやりがいがありました」とコメント。また、共演した常盤には、「すごく優しくて、緊張している僕の気持ちを和らげようと、たくさん会話をしてくださり、リラックスして撮影に参加できたのがとてもうれしかったです」と感謝の気持ちを伝えた。

本作で役者としてまた一歩前に進んだ佐藤は、目標にしている俳優を聞かれると、少し悩んだ後に、「一番近くに大先輩がいるし、役者として尊敬している人もたくさんいますが、やっぱり目標は自分自身。佐藤緋美という役者でありたいです」と返答。「とにかくいろんな作品に出演できる俳優になりたいです。ドラマ・映画・舞台、これからもっともっといい作品に出会えたらいいなと思っていますし、楽しみです」と目を輝かせた。

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